Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

冬場の小艇トレーニングの目的と使用艇について:

下記を目的として冬場に小艇トレーニングをするクラブが多い。 冬場に重い水を確り押し、漕力を養う。 水を押した分だけ艇速が増すという因果関係を体感し、漕力を増強する必要性を知る。 バランスに敏感な艇に乗り、自らの動きと艇のバランスの相関関係を体…

年間トレーニングでの要点:

秋から冬場が低レートのロング漕を主体的に行う時期。しかしながら、シーズンに入っても週に何回かはロング漕主体の出艇を継続する必要あり。 冬場は低レートロング漕を主体にするが、併せて出艇中の中盤でカンフル材のようなイメージでハイレートの短漕も織…

対校選手の年間トレーニング(おやじが大学4年次の例):

3年次のインカレエイト終了から始まり、翌年のインカレ決勝に至るまでのスケジュールは次のようなものとなる。 8月下旬:インカレ決勝終了 8月下旬〜9月上旬:休息期間(長い休みが取れるのはこの時期だけ) 9月中旬〜10月上旬:合宿入り。新年度体制の方針…

大学ボート部の年次とグルーピング:

ここでは大学入学後にボート競技を始める選手の多いクラブを対象として、年次と選手グルーピングの一例を紹介する。 1年目(新人):入部から秋までを新人と呼ぶ。入部したての1ヶ月程度はリハビリトレーニングで、受験勉強で鈍った体を慣らし運転する。7月…

大学エイトの年間スケジュール

ここでは大学対校エイトの年間スケジュールについて纏めたい。 社会人チームの年間スケジュールについては、各々の事情により、学生とは異なるものとなろう。

後輩諸君のエルゴ:

乗艇から上がるとT大の学生がエルゴトレーニングをしていた。以前と比べると夕方の練習時間帯が早まっている模様。学生がやる気になってきた証拠と認識。エルゴの漕ぎ方を過去に指南したことのある選手はハンドルにぶら下がりスムーズに漕げる様になっている。…

1X夜間乗艇:1500m*4

今日は1X夜間乗艇の日。全日本選手権1Xの2000mレースに備えて、今日は1500m * 4発を実施した。予定ではSR25で漕ぐことにしていたが、1本1本を確り漕ぐことを重視した結果、レースはSR23キープが精一杯だった。徐々に高めのレートに慣れて何とかSR25で楽…

新人のサイド分けは長期的視野に立ち慎重に:

最近、大学ボート部を見て気になるのがバウサイド整調のクルーをよく見かける事。Sweepオールに関しては初級者から始める大学ボートにおいては、エイトの整調はあくまでストロークサイドであることを基本とすべきである。(高校でボートを経験した選手もSwee…

大学ボート、対校エイトのシート配置:

上記は優秀な選手が沢山いるクラブでのシート毎の役割分担である。大学ボート部に於いても、将来そうなる様に、入部したての新人時代から、ストロークサイドには将来整調を漕げる様な体力・気力・運動能力に秀でた漕手を発掘し、育ててゆく事が肝要である。…

バウ - バランスとキャッチの達人

バウは2番と共にボートのバランスを安定させる役割を担っている。上手い漕手がバウペアに乗ると、ボートが安定するということだ。バウは一番舳先寄りであり、キャッチ時にピッチング動揺の影響が大きい。従い、バウは素早く、且つ正確なキャッチ技術が要求さ…

2番 - 整調の控え役

2番には整調の控え役となる優秀な漕手が乗ることが多い。(確かに望ましいことだが、これは選手層の厚いOxford/Cambridgeの対校エイトの話で、日本の大学エイトではそうもいかないだろう)バウと共にボートの舳先寄りに乗り、ピッチング動揺が最も激しく、キ…

3番 - 比較的責任の軽いポジション

4番同様、体力はあるが漕暦が浅い比較的未熟な漕手が置かれるシートが3番である。3番に技術的に未熟な漕手が乗ることで、クルー全体のリズムに悪影響を及ぼさない訳ではない。しかし、バウに乗る程上手くはないという漕手が3番に乗ることになる。多少下手な…

4番 - もう一人のエンジン:

もう一人のエンジン役が4番である。真ん中でピッチングの影響も受けず非常に漕ぎやすい場所なので、一般的には力のある将来有望な若手漕手が乗るケースが多い。一方、4番は整調から遠く離れた3名の漕手が後ろにいるので、彼らに整調のリズムを伝えるバウフォ…

5番 - 真ん中に乗ったエンジン:

5番の役割はボートの中央に乗り、エンジン役として持てるパワーを出し切ることである。

6番 - 最もレンジの長い漕手:

エイトのミドルフォアは、クルーの中で最も力がある大きな漕手が乗るエンジンルームだ。パワーのある4人の中で、6番はその先頭で漕ぐリーダー役である。整調ペアの刻むリズムを後ろのクルーに正確に伝える役割も担っている。6番にはクルーの中で最もレンジの長…

7番 - 整調の副官:

整調のリズムをバウサイドに伝える役割が7番である。7番はバウサイドの整調役として前を漕ぐ整調の動きにピタリと合わせる必要がある。もし7番が整調の動きに合わせず異なる動きをすれば、そのクルーは誰一人として動きを合わせることは出来ない。7番はエイト…

整調 - 頭脳を持ったタフなローイングマシン:

毎日の苦しい練習を半年以上継続してきたクルーでも、厳しいレースでは、#1Qをトップスピードで通過し、艇速を維持したまま#2Qに入れば、心肺系が苦しくなり、乳酸が溜まった太ももに燃えるような痛みを感じる。これがエイトのレースだ。2000mレースのタイムは…

コックス - 舵取り、兼、指揮者:

川で乗艇するチームでは、コックスは重要な役割を担っている。川には流れやカーブがあるので直線コースで乗艇する場合より、その舵取りは難しい。コックスは川の中で安全な位置を確保し、モーターボートや他艇との衝突を避けなければならない。この難しい操…

エイトの全般論:

優秀なエイトクルーはユニフォーミティーの取れた一つのユニットとして動いている。8名の漕手が一体となってシンクロして動かないと、バランスを失い、直ぐに艇速が落ちるのがエイトだ。クルーの中に特別有名な選手がいる場合もあるが、野球やサッカーの様な…

エイトのシートと役割分担

エイトのシート別役割分担については、英BBC SportサイトにThe Boat Raceを想定した解説How the eight work By Martin Gough が掲載されている。これをベースにおやじの考えも交えてエイトのシート毎役割分担について纏めてみた。

諏訪湖レガッタ運営と漕艇場について:

今回はナックルの500mレースを漕いだだけで全体像を見たわけではないが、状況をレポートしてみたい。 エルゴ専用ルームがあり、発艇前のウォームアップ用に使え便利。エルゴの台数も20台近くあるので大人数でも対応出来る。チェーンにも油を注すなど、よく整備され…

来年は是非エイトで出漕したい:

インタビューでは話さなかったが、来年は、是非、年齢ハンディキャップによるエイトレースを諏訪湖で実施して欲しい。エイト艇は諏訪湖に1艇しかない様だが、戸田から4〜5杯輸送してシニアによるエイトレースをしては如何だろうか?(艇の運搬は大会事務局と…

地元の新聞記者にインタビューされる:

揚艇後、直ぐに表彰式があり、金メダルと優勝盾を貰う。これが地方レースの良いところ。夕方から都内の結婚式場でボートの教え子(S本君)の結婚披露宴パーティーがあるので急いで帰路に着こうとイソイソしていると、地元信濃毎日新聞の女性記者(H田さん)…

今回の勝利は嬉しさ倍増:

おやじ本人は、I波さんとの対戦(シングルスカルとエルゴ)で、これまで勝ったことが無かった。今回、おやじ本職であるSweep整調としてI波さんに勝ったのは素直に嬉しい。これを機に7月の社会人選手権40代1XもI波さんに勝利したい。 淡青会BowペアのT柳さ…

レース本番、スタートで飛び出し、逃げ切る:

各種目の決勝レースを観戦していると、我々の決勝レースの時間になってきた。クルーを集めて「絶対に勝つ。その為にはスタートで飛び出し、レートを落とさず逃げ切る」作戦を確認した。さて、本番レーススタート!僅かに500mなので、兎に角レートを上げまくる。ハイ…

諏訪湖レガッタ決勝:KF500Bで優勝!!!

昨日の予選をマコンオールで漕いで調子が良くなかったので、今日は漕艇場に着くと直ちにチョッパーオールを物色。幸い、諏訪清陵中学OBの所有するチョッパーオール(Smoothieブレード、全長368cm, インボード115cm)を借りることが出来た。諏訪清陵中学OB…

地元のA木町長とI波さんから日本酒の差し入れ:

予選を終え、宿に戻り、地元の温泉に浸かった。午後はすることも無いので、温泉の帰路、地元の郷土資料館に立ち寄り、下諏訪の歴史について勉強。(地方に遠征したときはその地方の歴史について勉強しよう。)宿に戻り、大相撲の中継を見ながら部屋でゴロ寝…

ラフコンの中での予選:

前の組がラフコンでステッキボートに中々着けられないこともあり、午後も予定が遅れる。おやじのKF500m第2組も10分近く遅れての岸蹴り。殆どW.UPも出来ずにステッキに着ける。クイックスタートで訳も分からぬうちにスタート。予選は配艇された艇とマコンオールの組合…

諏訪湖レガッタ初日

今日は諏訪湖レガッタ初日。朝5時前に起き、5時41分に平塚を発ち、八王子経由、一路下諏訪へ。あずさに乗ると天気予報どおり、早速雨が降り出す。9時半前に下諏訪に到着。 雨天ということもあり、一旦宿(古久家旅館)へ寄り、荷物を預けてタクシーで漕艇場…

1X夜間乗艇:Oarlockの増し締め

明日、水曜日にMBC理事会が夕刻開催されるため、平日夜間乗艇は本日実施。 先日のログに記載した通り、出艇前にOarlockの遊びを減らすため、ゲートピンのナットを締めてみた。ドンドン締め付けてネジの切ってあるギリギリの辺りまで締めるとフェザーする際に…