Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

バイク:タペット調整は圧縮上死点で!


今日はCG号の整備をしました。
点火プラグは前回交換してから8000km走りましたので、今日交換しました。

CG号のバルブクリアランス調整(タペット調整)は、マニュアルに拠れば4000km毎です。
これまでマニュアル通りにやってきましたが、殆どクリアランスが変化しないので、今回は少し長めのインターバルとし、今回の点火プラグ交換のタイミングに合せて行いました。(結果として前回から5550km走行での調整になりました)

プラグは同じ型番の新しいプラグに交換するだけです。
古いプラグは中心電極が衰耗して先が丸くなっていて、ギャップが所定の0.8mmに対して0.86mmまで広くなっていました。

さて、タペット調整ですが、圧縮上死点で調整するということを、うっかり忘れて、間違って、排気上死点で調整し直してしまいました。
因みに、4ストロークエンジンは、クランク2回転で1回燃焼のサイクルです。即ち、1サイクルで、上死点が2回あります。

この2回ある上死点は、吸気後の圧縮上死点と、排気後の排気上死点ですが、機構上、この二つの上死点にバルブクリアランスの差があることを知りませんでした。(泣)

午前に間違って排気上死点でバルブクリアランス調整した後にエンジンを起動したところ、今まで聞いた事の無いようなケタタマシイ、カチカチ音が発生。
https://www.youtube.com/watch?v=BKqiif22fHg

明らかにおかしいと判断。
そういえば、上死点(排気上死点)でのバルブクリアランスが殆どゼロだったので、調整ボルトを1.5回転ほど回して緩めた記憶があります。
これが失敗の原因でした。

このままではエンジンが壊れそうな酷い異音でしたので、午後、再度、クリアランス調整をやり直しました。
その際、タペット調整は圧縮上死点で調整するものであると原点を思い出し、排気バルブ作動→吸気バルブ作動した直ぐ後に見えるクランクのTマーク(上死点マーク)に合せて、バルブクリアランスを調整し直しました。
結果、クリアランス調整ボルトを、1.5回転ほど締める形となり、クリアランスを所定の0.08mmに再調整できました。

この結果、カチカチ音の異音は解消できました。
https://www.youtube.com/watch?v=9bLM6C3tlEM

タペット調整は、圧縮上死点で!ということを再確認できました。(笑)

圧縮上死点、忘れちゃいかんぞ!と肝に銘じました。