Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Ergo 500mトライアル

f:id:oyajisculler:20190213094315j:plain
6月の全日本マスターズレガッタに、今年も淡青会でエイトに出漕する。
私はシングルスカル(カテゴリーE)とエイト(カテゴリーF)に出漕する予定。
週末にエイト練習している淡青会(概ね50歳~60歳台)からは漕手9名が出場予定で、この中で漕手平均年齢60歳以上となるベストのクルーを編成する予定。(要するに9名中、8名を選考する)

公平を期すため、Ergoで漕力を計測し、体重換算(75kg換算する)も加味した上でクルーの選考を行う予定。(選考は本格シーズン入り前の3月初旬とする。)

マスターズレガッタは1000mなので、Ergoでも1000m計測するのが良いが、淡青会では日頃からErgoトレーニングしている者は半数位しかいないので、いきなり1000mは厳しい。
そこで、スプリント種目ではあるが、500mのタイムを計測して選考に用いることにした。
500mであれば漕力の弱い人でも2分以内で終了するので、日頃、Ergoでトレーニングしていなくても出来ると判断した。

前段は長くなったが、言い出しっぺの私が先ずは自宅のErgoで500mトライアルを実施してみた。

冬場の気温の低い午前中のトライアルであり、スプリント種目である500mをやるには確りとウォームアップする必要がある。
ということで、2000m計測を行う時と同じウォームアップを行った。

即ち、30分 walking後、Ergoで2000m UT漕、そしてパドル10本 x 4を行いながら2000m。合計4kmのアップをした後に500m計測を行った。

このブログは、Ergoでのトレーニングに不慣れな淡青会メンバーに要領を解説する意味も含めて書いている。
以下、Ergoのモニター画面の写真を掲載し解説する。

先ず、トレーニング前の体重を計測:80.9kg。Drag Factorは135に設定。(500mの短距離ではDF値を大きくした方が良いと思うが、今日は135で実施)

 9時39分。2km UT漕+ P10本 x 4(2km)=4kmのW.Upを漕ぎ終えた時のモニター画面。(Ave.2'19"/500m)

以下、500m TTの設定・計測・記録確認方法:

 まず、モニターの右下にある”MENU"ボタンを押す。
 Main menuの画面が表示されたら、右側上から2つ目のSelect workoutのボタンを押す。
 Select workoutの画面が表示されたら、右側上から4つ目のNew workoutのボタンを押す。
 New workoutの画面が表示されたら、右側上から1つ目のSingle distanceのボタンを押す。
 Single distanceの画面が表示される。初期値として2000mが表示されるので、右側にある”>”ボタンでカーソルを移動し、数字を”+”、”-”ボタンを押して、00500mに変更する。
 500mに設定すると、Split distanceは100mに自動的に変更される。
 設定し終えたら、右側5つ目のチェックボタンを押し、設定完了。
 設定完了すると、この画面が表示される。後は静止スタートから漕ぎ出せば、モニターが自動的に作動して計測を行ってくれる。

 これは500m漕ぎ終えた際の、モニター表示。今回は1'36"7だった。まあ、初めての500m計測だったのでこんなもんだろう。
 500m終了後、"Menu"ボタンを押し、Main menu画面を表示。右側上から4つ目の"Memory"ボタンを押す。
 Memory画面が表示されたら、右側上から3つ目の"List by Date"ボタンを押す。
 List by Date画面が表示されたら、一番上にある"500m"が選択されているので、虫眼鏡ボタンを押す。
 今実施した500mのView Detail画面が表示される。

以上が500mの計測の要領。

今回は初めての500m計測であり、1'36"7と今一の記録だった。
ただ、この記録を2000mに換算すると:1:36.7 * (2000m/500m)^(19/18) = 6:57.8、負荷率99.6%となる。まあまあか?

尚、今回の500m記録をConcept2 Logbook(https://log.concept2.com/log)にINPUTしてみた。

Rankingに登録した結果:

500mの記録:1:36.7は50歳~59歳、HWカテゴリーでは、739名中の223位。(70th)

2000mの記録:6:57.2が同じカテゴリーで、1575名中の127位(92nd)なので、500mの記録はかなり低いランキングとなった。

恐らく、500mという種目は、ボート競技者以外でエルゴを使ってトレーニングしているアスリートにとって取り組みやすい種目なのだろう。そういう腕自慢の力持ちエルガーがランキングに登録した結果こうなっちるのだろう。
一方、2000mに関しては7分近く漕ぎ続ける中距離種目なので、スプリントだけでなく、ロングの有酸素トレーニングも行う必要がある。良い記録を出すには忍耐強く沢山のトレーニングを行う必要があり、ボート競技者以外には難易度が高い種目と思われる。

500m計測では漕ぐ距離が短すぎてトレーニング量が不足しているので、その後、2'20"/500m, SR15-16のジョギングペースで60分を漕いでトレーニングを終えた。

以上