Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ピンは0度/0度が基本だが、初級者は1〜2度の外傾を付けた方が漕ぎやすい:

ピンは前傾0度、外傾0度が国際級エリートクラス漕手の基本である。一方、ブレードワークが未熟な大学生漕手の場合は、0度/0度ではキャッチが潜ってフィニッシュが浮き易い傾向にある。これを補うために1度〜2度の外傾をつけると水中がブレード一枚コントロールしやすくなる。ブレードワークが未熟な内は外傾を付けて、その後上達してきたら徐々に外傾を減らして、最終的には外傾0度でも上手くブレードコントロールできる様にすべきだと考える。しかしながら、外傾0度で確りブレードコントロールできるのは、大学生の場合は極トップクラスの一握りの選手だけだと考える。出来ないうちは無理せず、外傾に助けてもらえば良いと思う。尚、当然のことだが、ピンの前後傾は0度、また外傾は0度までは良いが、絶対に内傾しないようにすること。計画した通りのピン角度にならない場合は、リガーベンダー(曲げ棒)で曲げるか、ピンの基部に傾斜ワッシャーを噛ませてピンの傾斜を調整する。