Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

カバー角の調整はOarlockの角度ブッシュで調整:

今はOarlock(クラッチ)といえばC2のOarlockという程、標準化している。このOarlockは優れもので角度調整用のブッシュを入れ替えれば1度から7度までOarlock固有角を調整することが出来る。Oarlockの詳細は下図に示す通り。ブッシュの色はピンの径を示している。欧州艇、中国艇及び国産艇は全てFISA標準の13mmΦの青いブッシュを使っている。

さて、ピンの前後傾は0度であることを前提とすると、カバー角はOarlock固有角(=ブッシュ角)とオールのブレードピッチの合計値となる。例えば、ブレードピッチが-2度のオールで、カバー角4度にする場合は、Oarlockに6度のブッシュを着ければ、6度-2度=4度となる。自分の漕ぐオールのブレードピッチが何度になっているか、月に1回程度はチェックするのが漕手としてあるべき姿と言えよう。(使って行く内に捩れたり、スリーブが磨り減ってブレードピッチが変化する)