Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2007-03-12から1日間の記事一覧

纏め:

レースの漕法として効果があることは明白であり、LBRCエイトやおやじ自身の1Xの練習やレースで取組んで行く予定。ただ、フォワード時間の圧縮というのも自ずと限界がある筈であり、今後の練習でその当りを見極めて行きたい。最初は無理をしてでもハンズアウ…

世界のトップクルーは既にやっている:

世界選手権のトップレベルでは、シングルスカルでもコンスタントレートは36で漕いでいる。手元にある2003年のLW1XやLM1Xの決勝レースを見ると、優勝したカナダのLW1X選手(Fiona Milne=彼女の漕ぎがコマ送りで見られるサイト)やイタリアのLM1X選手(Stefano …

意図せず有酸素運動系の漕ぎをした記憶:

おやじが大学4年時のT大の対校エイトのコンスタントレートはSR36〜36.5だった。この年のクルーはランニングは遅いがエルゴは回るという心肺系というより力持ちタイプが多く、余り高いレートに出来なかったというのが実態のところではある。(前年はランナー型の…

結果として推進効率が改善:

以上の通り、レースペースの有酸素運動化を狙った漕法だが、 フォワード時間が短いので、フォワード中の艇速(漕手+艇の合成系の速度)低下が小さく速度変化の振幅(凸凹)が小さくなり、推進効率が改善する。(フォワードが速くなった分、フォワード中の艇…

レートが上がってもリラックスして正確に動く:

漕技未熟なクルーに、レース中盤のレートをもっと上げろと言うと、水中とフォワードの時間比率(即ちリズム)を変えずに上げようとする。序盤は無理して水中強度を上げてレートが上がるが、途中から耐えられずにブレードを浅くしたりレンジを短くしてレート…

水中の無酸素運動的力みは無用:

そもそもの目的は、レース中盤でペースを落さないために無酸素系運動を廃し、有酸素運動化することにある。「蹴って休む」のゆったりリズム漕ぎでは水中負荷が無酸素系になるが、フォワードを短縮してレートを上げた漕ぎでは本数が稼げる分、水中は有酸素運動…

フォワードを時間を短縮するには:

ではフォワード時間を短くするにはどうしらた良いか?頑張ってフォワードを速くする以外にない。具体的に努力すべきは、やはりフィニッシュ後の反転動作であるハンズアウェーを思い切って速く出し、フォワードの出始めを速くすることが肝要と考える。一連の…

漕法基本「蹴って休む」との相違:

ボートは水中で頑張ってフォワードで休むというのが基本の教えである。長い距離を延々と漕ぐ遠漕などでは、1本毎に使った筋肉を回復しようとすればそれが必要である。(見た目も優雅で美しい)しかしながら、レースを考えた時にどうか? ボートの公式レース…

レースペースはフォワードも速く!

この1ヶ月程度、LBRC中年エイトの2000mレースに向けた乗艇練習でレースペースの有酸素運動化に取組んでいる。要はフォワード時間を圧縮してレートを上げて本数を多くする分、水中の負荷を有酸素運動で発揮できる程度まで下げて、レース中盤を有酸素運動化し…