Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2006-05-23から1日間の記事一覧

クラッチブッシュの角度:

ワークハイトの設定にもよるが、Big Bladeの場合は4〜5度。Smoothieは少し浮きやすいので4度程度で良いと思う。何れにせよ、実際に漕いでみて漕ぎ易い様に調整すれば良い。但し、自分の漕ぎの未熟さをブッシュ角で誤魔化す様なことが無い様にすること。以上

クラッチの軸(ピン)の角度設定:

エリート漕手の場合は前傾0度、外傾0度が標準値。一方、大学生漕手の場合は未だ十分な技量が無いので外傾1〜2度程度を付けた方が漕ぎ易いと思う。ブレードワークが上達して外傾が邪魔するようになってきたら、外傾を0度にすれば良い。

ストレッチャー高さとボード傾斜:

ストレッチャーの高さは、シート面からローイングシューズの踵の一番低いところまでを計り、これをHeel Depthと称す。脚の長い者は低めに、短い者は高めに設定し、自分が漕ぎ易い高さとすれば良い。身長175cm程度の漕手であれば15cm程度に設定しておけば概ね問題な…

SweepのRowing Arc(振り角)とストレッチャー位置:

一般的に世界クラスのエリート選手が漕ぐときのRowing Arcは、Catch/Finishの振り角で、Sweep:55度/35度(合計90度)と言われている。(Scullではもっと大きく110度)一方、これは身長190cm以上ある大男のRowing Arcであり、身長180cm程度の日本人漕手ではこ…

Scullに於ける左右のワークハイト差とリガースパンの中心調整:

良く一般的に言われているのは、シングルスカルで5〜15mm、チームボートで7〜20mmという事だが、おやじが思うにシングルスカルでも20mm以上差を付けた方が漕ぎ易いと思う。左右差が小さいとハンドルがクロスオーバーする際、どうしても手が当たったり、艇を…

身長に応じたリガースパン及びインボード長:

Oarsportリギング表の数値は以下の通り。Scullは概ね国内でも馴染みの数値。Sweepについては、国内で一般的に設定されているリガースプレッドやインボード長より小さめかも知れない。でも、おやじが現役選手の頃は概ねこの数値付近で設定していた。最近の国内選…

身長に応じたオール全長とオーバーラップ:

Oarsportリギング表では漕手の身長に応じた標準のオール長とオーバーラップ値を掲載している。これまで、漕手の身長に応じてオールの長さをアジャストするリギング表は無かったので、これは良いアイデアだ。特に身長の低い小柄な漕手にとっては喉から手が出…

エルゴの2000m記録に応じたブレードサイズ:

Oarsportリギング表では、エルゴ2000m漕の記録に応じてブレードサイズを規定している。6'16"以下で漕げる重量級のエリート漕手はBig Blade等のOriginalサイズでOKだが、例えば、6'32"〜6'56"の漕力ではブレード長を2cmカットすべきと書かれている。しかし…

Oarsportのリギング数値とおやじの考察

おやじがT大HCをしていた頃、丁度C2社のBig Bladeが爆発的に普及した。それまでのMaconオールとは、オール長さ等が全く異なり、標準リギングに相当するものが出回っていなかったこともあり、自分で標準リギング表を纏めた。1994年のことであり、もう12…