さて、こちらの方は、運動不足解消で週に二回は乗艇する予定。全日本選手権のコーチングで先週は乗艇できなかったので、約2週間ぶり。
10月12日に全三菱レガッタが開催されるので、これに向けたトレーニングが必要。
今回は250m ｘ 12発（レスト250mLW)を行った。
このメニューだと、平均艇速が500m一発に相当するものと見做せるので、静止スタートロスの2秒込みで2'00"/500ｍ以内のタイムを出すには、1'58"/500m以内で漕ぐ必要あり。
最初の3発は少し順風だったので、概ね1'55"/500m程度で漕げた。今回フォーカスしたのは、現在、東大選手に指導しているキャッチハーフは上体をキャッチ時の前傾姿勢を維持したままレッグオンリーでドライブし、フィニッシュハーフでバックスイングして艇を加速する漕法。こうすることでキャッチハーフは上体や腕の無駄な力みが生じず、艇が静かにスムーズに加速できること。また、疲労困憊した状態でもレッグドライブ主体で漕げるので、腕や上体に無駄な力みを生じずにラストスパートができること。
さて、6発行った辺りから日頃の運動不足が表に出て、体幹を支えるための腹筋周りが疲労困憊し、腹筋やインナーマッスルの腸腰筋が痛くなってきた。中年のマスターズスカラーがレースペースでトレーニングすると必ず腹筋周りの体幹筋群に痛みが生じる。これに耐えながら12発を何とか漕ぎとおした。
後でスピードコーチのメモリーでチェックしたところ、12発の平均艇速は1'58"/500mだった。
本番は順風が吹き、レース独特の緊張感の中で漕げば、恐らく、1'56"/500m程度で漕げそうな気がする。
今日も良い汗をかいた。
