Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

荒川で2000m分割漕 700m x 3 (JrM4+, JrM1X)

今朝の荒川は満潮から下げ潮に変わるタイミングだった。

M4+:
始めに出艇したM4+の頃は、丁度満潮になる時刻。風が穏やかだったこともあり、水面には多くのゴミや浮遊物が浮かんでいた。
M4+は28km地点から下流に向けて行った。最初の1,2発目は風が穏やかであまり順風の恩恵が得られなかったが、3発目は良い順風を受けながら漕げた。
途中、カヌー軍団とすれ違った際、曳波を受けて艇速が鈍った。ジュニアクルーはこういった外乱要素に影響されやすく、少し波を食らっただけで艇速が3,4秒ガクッと落ちる傾向がある。少し心が弱い所がある。
700m x 3の平均艇速は1'42"6/500m, 2000m に換算すると7'00"(効率92.6%)のレベル。先週来、2000mTTも含め、多くのインターバル系種目を並漕で行っているが、現時点での2000mの実力は、上手くゆけば6'51"のレベル。普段通りだと7'00"と言ったところ。
新人戦で決勝に駒を進め、メダルを獲得するには上記の6'51"の出力を発揮する必要あり。要は中盤で如何に高速巡航がキープできるかだ。
ここまで来たら、出来る事を徹底的にやりきろう。
28km地点、スタート前。丁度朝日を背に受ける位置。
 700m x 3 1本目スタート直後
 3本目。順風が吹いていた。


M1X:(T中とA原の並べ)
M4+の次は、田中と相原の並べ。
T中はジュニアスカラーの中では、エルゴが最も回り、且つ、シングルスカルのトレーニング期間が長いので、艇速が最も良く出ている。今日のA原との並べでは最初から出ていた。
もう少し改善したいのは、キャッチレンジを大きくすること。現状はキャッチ時に腿と胸の間に隙間が出来ており、未だ十分に前に伸びれていない点。
A原は、スカル乗艇の期間が短いこともあり、未だ漕技が不安定。今朝見た感じだとインボードが短すぎてフィニッシュでハンドルと胸の間に隙間が出来ている。明日の乗艇ではインボードを1cm長く(86cm→87cm)してみよう。
 T中とA原の並べ。手前:A原
 同上。手前:T中
 同上。3本目。手前:A原
 終盤


M1X:(O本とT橋の並べ)
この二人は実力が拮抗している。
今朝の並べでは、1本目はO本がリードしたが、2本目はT橋がリードしていた。3本目の勝負が見たかったが、T橋が3本目に入るタイミングを間違え、途中でストップしてしまい、出遅れて並べにならなかった。
O本は元気良く漕げているが、フィニッシュで体幹を確り支える事が出来ず、体が落ちてしまう程バックスイングを大きく取ってしまって、ハンドルを斜め下向きにドライブしてしまっている。もっと強く突き離せる上体の姿勢を取れる様に体を確り支えよう。
T橋は、漕ぎのイメージ自体は概ね良い。改善したいのは肩の力みとキャッチレンジ。2本目は良く押せていたので3本目に期待したが、入るタイミングを間違えて少々心が折れてしまい、3本目は十分な艇速が出せていなかった。 アップ中のT橋
 700m x 3の一本目。リードはO本。手前はT橋
 O本
 2本目でリードするT橋
 3本目の終盤

<動画>
https://www.youtube.com/watch?v=vlFW5AYJ7hM&feature=youtu.be