Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

真冬のスタートとインペラーゴミ嚙み

oyajisculler2014-12-24

今朝は、いつものとおり荒川へ出艇。
大学は冬休みに入ったが、おやじが出勤前にコーチングするため、今朝の対校岸けりはいつもどおりの5時30分岸蹴り。
冬至は過ぎたが、日の出時刻は1月上旬が最も遅くなる。(冬至の日の出が最も遅いと勘違いしている者が多い)
今朝は曇っていたこともあり、秋が瀬までの往路は暗くて写真も撮れない状態。
折り返しの6時25分頃に実用の明るさとなった。
さて、今日は7時半過ぎが最高水位となる潮時だったので、今朝の荒川は少し上げ潮・高潮位で水面にはゴミが多く浮遊していた。幸い流木などの大きなものは無かったが、復路で柏葉のインペラーにゴミが絡んだ様で、艇速表示が狂う問題があった。
今回のフォア3艇も概ねイーブンとなる様に編成しているが、インペラーにゴミが絡むというマイナーなトラブルがあると、精神面にタフさの足りない者は一気に意気消沈して艇速がガタ落ちする事が顕になった。先週のシートレースの一本目でも同様の事があった。

以下、今朝のインペラーゴミ絡みに関して考察する。

  1. 柏葉の艇速データを見ると、700m以降で艇速が一気に5秒落ちている。モーターで伴走していたが、実艇速は並漕していた凌雲と大差なかった。ちょうど大曲から笹目橋に掛けて、東京側の水域にゴミが大量に浮遊していたので、ゴミがインペラーに巻きついてインペラーが影響を受けたものと思われる。
  2. 読み上げる艇速が悪化した辺りから実艇速がドンドン落ちた。恐らく、読み上げられる艇速が悪化し、漕手が意気消沈してパフォーマンスに影響したものと思われる。同様の事が先週日曜日のシートレース1本目中盤でも発生した。
  3. 一方、インペラーが回りにくくなって表示艇速が悪化したとしても、少しインペラーが回りにくくなった程度の事であり。実際の推進抵抗が大幅に増大する訳ではない。こういう場合は、コックスは漕手に対して”インペラーにゴミが絡んで艇速表示が狂っているので艇速は読み上げない。並べに集中しよう”と宣言すれば良い。そしてゴール地点に関しては、他の艇が止まるのを見て終了すれば良い。
  4. 上記の通り、荒川で乗艇しているときには、満潮時から下げ潮に掛かる時間帯は、ゴミの浮遊が多く、インペラーのゴミ絡みは、ある程度の頻度で発生するもの。しかし、実質艇速に影響するほどの抵抗増加ではないので、漕手・クルーはこれに過敏に反応し無い事。過敏に反応する漕手・クルーは、精神面で脆弱な証拠といえる。(本当に賢ければ、上記の真実が即座に頭の中で計算される)

今年の新人戦エイト準決勝で発生したようなトラブルは、今後も発生する可能性があるので、こういう小さなトラブルに対して、勝つためには鈍感力も身に着けておく必要がある。
勝負を決めるのは、最後は精神力なので、普段の乗艇練習時から、それが本番であることを想定して、時には鈍感な対応を身に着けよう!

以下、今朝の様子:
<動画>
M4+(柏葉)
http://www.youtube.com/watch?v=GkjcPhid3YA
M4+(SEI-1)
http://www.youtube.com/watch?v=q41hmN2VIB0
M4+(凌雲)
http://www.youtube.com/watch?v=pX21xKCItU4

<写真>
秋が瀬高圧線折り返し6:25頃。気温-0.5℃、水温6℃。空が明るくなり始めた。
 凌雲のUT
 大曲上流より3艇の並漕。手前:柏葉
 今朝、ダントツだったSEI1
 インペラーにゴミが絡み、意気消沈した柏葉は大きく遅れる。心が弱い。
 7時頃。漸く朝日が昇る。

以上