Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

現在取り組んでいる漕ぎのポイントとお手本動画


現在、淡青会エイトが取り組んでいる漕ぎのポイントは以下の通りです。:

1)キャッチハーフでKnees Downを完了し、ここでオールのシャフトに撓りエネルギーを溜め込む。基本的にドライブの出力源はこれだけ
  因みに、Knees Downは膝を素早く下に落とすことだけを意識し、ストレッチャーを強く押そうとしないことが肝要です。
  何故なら、ストレッチャーを強く押そうと意識すると、上体に無駄な力みが生じてしまうから。
  尚、膝を落とせば、自動的に足がストレッチャーを押すことになります。

2)腕はブレードワークに専念し、腕で出力しようとしない! フィニッシュハーフでの腕引きの前半はブレード一枚キープしてシャフトの撓り戻りで艇を加速してもらう。
  即ち、オールに仕事してもらう。 

3)腕引きの後半は、腕を脱力して、カタカナの「フ」の字を上下逆様にした「逆フの字」のハンドル軌道で、ハンドルをタップダウンして、ブレードをクリーンに離水する。
  この時、ブレード離水の完了とフェザーターンの完了をシンクロさせる。(タップダウンの動きを利用してフェザーしてしまう)
  タップダウン完了の瞬間に、腕を100%脱力する。

4)上記の動きを習熟する為に、レート20以下のUT漕(ライトパドル)では、ブレード離水の時にハンドルの動きを止めるPause at the Finish(P@F)で漕ぐ。

上記の淡青会エイトの理想とする漕ぎを実践しているクルーの動画をYoutubeで見つけました。
スイスの女子4Xクルーです。2022年の世界選手権決勝で5位だったクルーです。

スイスW4Xの動画:
このクルーの漕ぎは、Knees Down と フィニッシュリリース周りのハンドルの逆フの字軌道の良い参考になります。
加えて、低レートUT漕で、フィニッシュリリース時にハンドルの動きを止めるPause at the Finishの実践をしており、P@F付きUT漕の良いお手本です。

Swiss Women's Quad 2022
https://www.youtube.com/watch?v=I31FpuHppys

このクルーの動画をよく見て、目指している漕ぎのイメージアップに繋げましょう。