Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝のエイト代漕

前述の通り、今朝はエイトの4番を代漕した。エイトを漕ぐのは昨年秋のジュニアとOBの合同練習以来だ。といいながら、自艇1Xで毎週乗艇練習しているので、違和感なく漕げた。
いつもモーターボートで伴走しながら指導しているクルーではあるが、外から見るのと、一緒に乗って漕ぎながら見るのとでは、得られる情報量が異なる。やはり一緒に漕いだ方が視覚だけでなく、艇から伝わる加速感や振動、音などあり、情報量が豊富である。今回、同乗して気付いた点は、その場で漕手や舵手に伝えた。その場で改善できたことも幾つかあり、今回の代漕は怪我の光明と言えよう。いくつか気付いた点を箇条書きすると:

  1. フィニッシュチャボ:目的を理解せず、ただパチャパチャ出し入れしているだけだった。ブレードエントリーして水中で一瞬ブレード一枚を保持した上で、ブレードを離水する必要がある。
  2. 腕漕ぎ:腕漕ぎのエントリーやフィニッシュ周りの技量未熟で、腕漕ぎの有効レンジが短く、B-sideにグイグイ曲がった。
  3. キャッチワーク:キャッチチャボの後、いきなりフィニッシュ1/4としていたが、その前にフィニッシュレッグドライブ10cmを入れ、その後フィニッシュ1/4を入れるようにした。
  4. 乗艇トレーニングの途中で、イージーオール・イージーの後、艇が未だ走っている状態から漕ぎ出す要領を身に着けていなかった。どうも新人時代に漕ぎ出す前に一々艇止めをしていた名残が残っており、艇が走っている状態からノーワークで漕ぎ出す要領を知らなかった。昨年秋に一度教えたのだが、今日はおやじが一緒に乗って実演指導した。特に難しいことでもなんでもない。”艇が走っている状態で、ブレードを水面にフラットに置いた状態で、キャッチ姿勢を取り、コックスのコール(両舷ノーワーク、ヨーイ・ロー)で漕ぎ出すだけ”である。
  5. フィニッシュ押し切り・タップダウンで艇が上下に大きく弾む。押し切りが弱い状況でフィニッシュでタップダウンばかり強調しすぎると、艇が上下に弾む。要するに確り最後までブレードに体重を乗せて押し切り、その後、上体をリラックスさせて、自分残りレンジ(約10cm程度)の中でハンドルを軽くタップダウンすると艇に振動を与えずにブレードリリースできる。
  6. キャッチでのブレードエントリー:フォワードの最後にハンドルを振り上げる様にしてブレードエントリーするのだが、動きが堅くて、これが出来ていない漕手が多かった。