Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

C2 Skinny Softオールを試漕

今日は週1回の平日乗艇。
昨日、Skinnyオールが届いたので、自分が使用中のCroker小径シャフトオール(S39シャフト+Arrowブレード)との漕ぎ味の違いを比べてみた。(出艇前にインボード長を自分のオールと同じになる様にリギング調整。使用後は元に戻した)
先ず最初は腕漕ぎから始まるフィニッシュワークを行った。
ここで先ず手こずったのは、C2 Smoothie2ブレードは水キレが悪く、腕漕ぎをするとリリースでブレードが引っかかり、漕ぎ難かったこと。
タップダウンの段差を大きめに取る事で対処出来たが、タップダウンの上下動を大きくせざるを得ず、CrokerのArrowブレードより漕ぎ難さを感じた。
その後上体漕ぎ、フィニッシュ1/4などレッグドライブを入れてレンジを伸ばして行くとフィニッシュの水キレの悪さは余り気にならなくなった。
その後、キャッチワークを経て、パドル10本、レースペースの短漕を入れた。ここで感じたのは、キャッチハーフで作ったシャフトのベンドがフィニッシュで撓り戻るのだが、この時に艇がグンと加速する感じが良く出て、艇速が良く伸びた。
やはりC2 Skinnyシャフトは径が非常に細い分、良く撓り、そして撓り戻りのキレが良い様だ。
CrokerのS39シャフトも小径なのだが、Skinny程細くは無いので、撓り戻りはSkinnyの方が良い様だ。
この時点で思ったのが、C2のSkinnyシャフトにCrokerのArrowブレードを付けたら両者の良い所取りで、非常に漕ぎやすく艇速の出るオールになると。。。
さて、ポンド1周し、概ねC2 Skinnyオールの特性は分かったが、その後もUT漕を漕ぎ続けた。
漕ぎ続けて感じたのは、Skinnyシャフトは細くて撓りやすい竿をカーボンファイバーを多用して強化している分、C2のノーマルシャフトであるUltralightシャフトより少し重めとなっている。当然ながら軽さを売りにしているCroker S39シャフトより重め。
この結果、UT漕を長く漕ぎ続けると、Croker S39シャフトに比べてタップダウンやフォワード中のハンドルダウンに微妙な疲労感があり、マスターズ漕手である私にはやや扱いにくさを感じた。
ということで、12km漕ぎ終えたところで、”やはり自分のCroker S39+Arrowオールの方が漕ぎやすい”と感じてSkinnyオールの試漕を終えた。
以下、両者の比較写真:
 左の黄緑色のスリーブがC2 Skinnyシャフト(Soft)、右のピンクのスリーブがCroker S39 softシャフト。Skinnyシャフトの方が少し細いのが分かる。細いシャフトは肉厚なので、オールの重量はSkinnyの方が少し重い。
 左がC2 Smoothie2ブレード、右がCroker Arrowブレード。Smoothieブレードの方が2cmほど長い。
 Croker Arrowブレード。幅広で少し丸っこい形。
 C2 Smoothie2ブレード。Arrowブレードに比べてブレードの上下が直線的。どちらかと言うと四角い形。
 Smoothieブレード(下)はArrowブレード(上)に比べるとキャンバー(反り)が小さくストレートな形状。Arrowはキャンバーがある分、ブレードリリースがスムーズに出来るのかもしれない。
 Skinnyオレンジグリップ(上)とS39のピンクグリップ。C2のオレンジグリップはCrokerのグリップを真似たモノである事が一目瞭然。
 左がArrowブレード、右がSmoothie2ブレード。面積は僅かにSmoothie2の方が大きい様だ。

以上