C2 ERGO(製品名:Indoor rower)のインストラクションに拠れば、フライホイールは250時間毎にケージを開けて開放すべしとのこと。
https://www.concept2.com/service/indoor-rowers/model-c/maintenance
Model-Dのフライホイール清掃方法に関する動画(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=L6ERvBKXedA
2011年1月に、フライホイールのケージを外してフライホイールを清掃したことがある。
2011-01-07:自宅エルゴマシン(Model-D)のFlyWheel掃除及びチェーンの油差しのメンテについて書いたもの。
https://oyajisculler.hatenablog.com/entries/2011/01/07
あれから9年程経過した。
また、昨日、ボート関係の知人からフライホイールの埃汚れによる経年劣化と清掃に関して問い合わせがあり、考え方を回答した。
手元にあるERGOトレーニングの記録を見ると、最後にフライホイールケージを開放・清掃してから200時間近く経過したこともあり、この機会に開放・清掃を実施した。
因みに私が自宅で使用しているERGOは20年以上前の1996年に購入したModel-C。
現在、普及しているModel-Dとはケージの形状が少し異なるが、フライホイールそのものはModel-CとModel-Dは同じ仕様と思われる。
9年前に開放・清掃した際に、ケージの蓋を再取り付けするときに四苦八苦した記憶あり。
今回は、容易に再取り付けできるようにマシン本体を横倒しして作業を行った。
清掃前後のDF値の変化も含めて時系列に写真や動画を添付する。
<写真>
13時16分、マシン本体を横倒しにしてフライホイールケージを上向きに置く。(水平になる様に、段ボール箱を枕にした)
同上。
プラスドライバーでボルトを緩めて外す。
4本のボルトを外す。
ケージカバーを外したところ。(ボルトナット部に綿埃が付着)
同上
Fanのブレードに慣性モーメント調整用の金属製クリップバンドが取り付けられている。老朽化でクリップに赤錆。ブレードが白いのは埃汚れ。
同上。金属製クリップには何種類かサイズがある。
同上。
Fan ブレードの取付基部に綿埃の塊が付着している。
ブレード基部に付着した綿埃の塊をブラシで搔き取る。
綿埃の搔き取り完了。
13時54分、フライホイールの清掃完了。
<動画>
20191227 ERGO Fanブレードの綿埃を歯ブラシで除去
https://youtu.be/VUwK57gCbY0
20191227 ERGO Fanブレードの粉塵を軍手で拭き上げ
https://youtu.be/whTWQtlxq9A
20191227 ERGO フライホイール掃除機で仕上げ
https://youtu.be/9HoUnMzk4yw
20191227 ERGO フライホイール清掃後の状態
https://youtu.be/m03Gv9kTML0
20191227 ERGO フライホイール掃除完了
https://youtu.be/kFrIhlOgaZY
20191227 ERGO 掃除後にケージカバーを再取付
https://youtu.be/zH5S7LxJGCY
<フライホイール清掃前後での変化>
清掃前後:ダンパーレバー1でのDF値の変化(92→94)
清掃前後:DF125設定時のダンパーレバー位置の変化(3.85→3.50)
清掃前後:ダンパーレバー10でのDF値の変化(200→210)
B2 UT 60分漕:
フライホイール清掃後、B2 UTの60分漕を実施。
結果は以下の写真に示す通り。
60分トータル:14,834m, Ave.2'01.3/500m, SR19
2000m換算:7'11.4、負荷率:89.8%(6'56.3を100%)
フライホイール清掃の結果、フライホイールに付着した綿埃や粉塵を拭き取り、結果としてフライホイールの慣性モーメント(回転体の重さ)が小さくなり、結果としてモニター表示の出力(艇速表示)が新品時の状態に戻り、スコアが改善した。
DF125で以前のDF135の時より、1本1本の負荷が軽くなり、60分の後半で筋肉疲労によるペースダウンが解消されて、比較的楽に良いペースが維持できた。
ラスト5分からレートをSR20に上げて、2'00"/500m以内となるようにペースアップしたが、比較的楽に2'00"/500m以内をキープ出来た。
今年度は、まだ、60分漕のMAX TRYをしていないが、今回のフライホイール清掃とDF125により、2'00"/500m切りのペース維持は比較的容易にできそうだ。
以上