Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ERGOマシンのメンテ

f:id:oyajisculler:20211206143351j:plain

来年1月16日の横浜インドアローイング大会に向けて、今週からERGOトレーニングを週2回行う予定です。
自宅にあるERGOマシンは1996年に購入したModel-Cで、もう25年も使っていますが、心臓部分のフライホイールやチェーン、レールは未だに健在です。

消耗パーツのショックコードは2回ほど交換しました。また、ハンドルは初期の木製ハンドルを樹脂製ハンドルに交換しました。
それと、モニターもPM5に交換しました。

フライホイールのメンテは概ね年1回行っており、漕いだ感触や使い勝っては、Model-Dと殆ど同じです。

前回メンテしてから約1年経ちましたので、今期のERGOトレーニングを本格始動する前に、本日、以下の様なメンテを行いました。

0.整備前のDrag Factor計測
1.ノンスリップパッドの交換
2.フライホイールの掃除
3.チェーンの注油
4.整備後のDrag Foctor計測&整備前後の比較


以下、写真付きで整備内容を紹介します。

0.整備前のDrag Factor計測
フライホイールのケージ及びホイールを清掃すると抵抗である空気流入量が増え、また、フライホイールの綿埃などを除去するとホイールの慣性モーメントが軽くなり、同じレバー位置(エアインテークの開度)でも、Drag Factorの値が大きくなります。言い方を変えると、同じDrag Factorでも若干軽く引けるようになります。これを目的としてフライホイールの掃除を行います。
ということで、整備の成果を確認する目的で、整備前のレバー位置とDrag Factorの関係をチェックしました。
因みに、実施したのは本日午後。今日は曇りで日差しが無く寒い一日でした。窓を全開にして室温を下げて実施。室温は16度でした。
(1)DF125となるレバ-位置=3.1

(2)レバー1でのDF値=98

(3)レバー10でのDF値=212


1.ノンスリップパッドの交換
ERGOマシンは普通のフローリングの床の上に置いています。
マシンが床の上で滑らないようにノンリップパッドを脚に巻いていますが、長年の仕様でパッドが劣化して滑りやすくなってきました。
そこで、ノンスリップパッドを100均で購入して張り替えました。
パッド交換後に少し漕ぎましたが、余り滑らなくなりました。=交換効果あり。
  現状の滑り止めシート
 床に当たる部分がこのように衰耗して滑りやすくなっていました。
  100均のノンスリップパッド
 貼り付けた新しいノンスリップパッド

2.フライホイールの掃除
掃除内容は以下の通り。
これまでは掃除機での綿埃吸い取や楊枝や綿棒での綿埃除去だけだけでしたが、今回はウェットティッシュでのブレード拭き上げもしました。
 フライホイール本体からレールを外し、本体を横に寝かせます。
  ホイール本体の下に枕となる台座を置いてホイールが水平になるようにします。
  フラホイールのレバー付きエアインテーク面のケージカバーを外します。
 外したケージカバー
 フライホイールの本体。樹脂製のファンブレード(32枚)が見えます。
  ケージやファンブレード基部には綿埃が少し付着していました。
  先端の尖ったピンセットで、ファンブレード基部に付着した綿埃を除去しました。
  32枚あるブレードをウェットティッシュで汚れを拭き取りました。
 最後に掃除機で埃を吸い取りました。
 ケージカバーを再取付けして掃除完了。尚、Model-Cのカバー取付けには少しコツが要ります。

3.チェーンの注油
 注油に使用した自転車整備用のオイル
 油をウェスに取り、ウェスを使ってチェーンを拭き上げるようにして注油します。

4.整備後のDrag Foctor計測&整備前後の比較
整備後の計測結果は以下の通りです。
ERGOトレーニング時に設定するDF125において、ほんの僅かですが、低いレバー位置(少ないエアインテーク開度)になりました。
尚、レバー位置最高の10では、ケージ掃除の結果、空気の流入量が増加したこと及びフライホイールの掃除の成果でDF値がかなり増加して引きが重くなりました。
(1)DF125となるレバ-位置=3.05 <整備前=3.1>、ほんの僅か低いレバー位置でDF125となりました。

(2)レバー1でのDF値=98 これは整備前と変化なし。

(3)レバー10でのDF値=220 <整備前=212>、引いた実感でも大分重くなりました。

シートの樹脂製コロの表面が経年劣化で若干凸凹してきましたので、近々、交換しようと思います。

以上