Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

年末、シングルスカル漕ぎ納め

12月はMR大会に向けたERGOトレーニングを主体としていたので、これまで約1ヶ月以上、シングルスカル乗艇をしていなかった。
毎年、シングルスカルで年末漕ぎ納めをしているので、今日、少し早起きして戸田へ行った。

シングルスカル艇、修理の確認:
今週の平日、HoAレース後の1X艇陸送時に痛めてしまった舳先を西村さんに修理頂き、修理完了していた。
先ず、修理頂いた部位を確認。綺麗に直っていた。
今回、修理して頂く際に、(1)舳先の傷の補修の他、(2)数年前に他の艇がバウカンバス部に軽く当たった際に水線付近の凹み変形、そして(3)ローイングスペースの船尾端サックスボードの補強も併せて修理頂いた。

<写真>
 HoAレース後の陸送時に付けた舳先の切り傷
 同上、修理後。
 トップカンバス下の水線上船側の凹損、修理後
 船尾側サックスボードの修理・補強後(ウィングリガー取付けのフランジ部とカンバスを繋げるガンネル斜めカット部分先端部を補強頂いた。

綺麗に修理が出来ていることを確認下の後、ウィングリガーを船体に取付けた。

漕ぎ納め、20km乗艇:

 9時19分、艇庫前からみたコースの様子。
 マイオール。Croker S39 softシャフトオール
 1X自艇:Goten号
リガーを取付けた後、急ぎ着替えて乗艇へ。

 9時38分、オールを持って船台へ
 出艇前のコース。ガラガラに空いていた。
今日は快晴。北東の風2mと風は穏やか。気温は7度程度と低温だが、日差しが強いので、乗艇中は寒さは感じなかった。
岸蹴り前に水温を計測。7.5度だった。

20191229 9時40分、戸田コースの水温7 5℃
https://youtu.be/IkCT5ZUcoyE

早速、艇を船台へ運び、乗艇。


いつもの様に、岸を蹴って1周目はFinish workやCatch workを織り込んだ定番W.Upへ。

20191229 1X漕ぎ納め、岸蹴りからW Upまで
https://youtu.be/xDbVlD2umqs

定番W.Up後、15km B1 UT漕へ。
岸を蹴って直ぐは、慶応大学の付きフォアやペアなどが乗艇していたが、UT漕に入る頃には学生クルーは揚艇し、コースはガラガラに空いてきた。
この頃、乗艇していたのはW1X:日本代表候補の米川選手や、日本製鉄の佐藤選手。彼らとすれ違う際に、彼らの漕ぎをチラリと見ながらユッタリとUT漕を漕いだ。
SpeedCoachを持参し忘れたため、レートや艇速はモニターできなかったが、恐らく、SR16, Ave.2'40"/500m程度のユックリしたペースで漕いでいたものと思われる。
1周(3km)当りの時間は、折り返しや給水も含めて17分程度。

20191229 B1 UT漕 1周目
https://youtu.be/nNVM-bV8VZg


初めの内は、北東1m程度の穏やかな風で、水面はフラットだったが、4周目辺りから風向きが真東となり、水面が少しチャプチャプしてきた。

20191229 1X漕ぎ納め、B1 UT漕 4周目
https://youtu.be/_1ltDgGfDdE

B1 UTを4周(12㎞)漕いだ後、500m毎にRace pace 3+10本を漕ぐファルトレク漕で1周漕いだ。
上体及び両腕をリラックスさせて、レッグドライブ主体でクリーンに漕ぐ様に心掛けた。
東風で水面が少しチャプチャプしていたので、返しが低いと水面を少し擦った。
そこで、キャッチハーフでレッグドライブを完了させ、フィニッシュハーフの腕引きでは、オールのベンドが戻り切ってブレードのプレッシャーをニュートラルにしてからクリーンにリリースする様に工夫したところ、水面を擦らずに漕げる様にできた。
エイトやフォアなどの大艇は、バランス安定性が良いので、特に意識せずとも、容易に水面を擦らずに漕ぐ事ができるが、シングルスカルはバランス不安定なので、リカバリーで全く擦らずに漕ぐにはかなりの熟練とテクニックが要求される。
この意味で、フィニッシュ廻りのブレードリリースに関して、シングルスカルでは特に細やかなハンドルワークが要求される。

20191229 1X漕ぎ納め、5周目ファルトレク漕(3+10本 x 6)
https://youtu.be/zER29rL7Fqc

今日は、素晴らしいコンディションに恵まれ、気持ちよく漕ぎ納めが出来た。

<写真>
 11時38分、Cooling Down往路。
 同上
 Cool Down復路
 同上

以上