Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ARVIC M60でアジアチャンピオン

1月15日(土)に開催されたAsia Rowing Virtual Indoor Championships(ARVIC)に出場しました。
出場種目はMasters 60-64 Men 2000mです。
結果は7:01.6で優勝しました。

元々は1/16(日)に開催予定の横浜インドアローイング大会に、60歳以上男子オープンの部で参加を予定していました。
しかし、コロナのオミクロン株蔓延の影響でこの大会が中止となってしまいました。

12月から1ヶ月以上を掛けてエルゴ大会に向けて準備してきましたので、何とか2000mTTを行いたいところ、渡りに船で、このARVICが1/15(土)に開催されるという情報を得て、エントリー最終日にバタバタとエントリーしました。

ARVICはバーチャル大会であり、エルゴマシンのモニターをPCに接続してインターネットを介して主催者のサーバーに接続してリアルタイムで競漕する大会です。
大会本部は香港。
また、本人が漕いでいることをジャッジするため、2000m競技中の選手のトライアル生映像をWebカメラを介してLive Streamingする事が必要となります。

私は自宅でトライアルしましたので、PCのネット接続に加えて、スマホWebカメラとして設置しました。
Webカメラでの撮影がキチンとできるかどうか不安もあったので、併せてGoProカメラで動画撮影もしました。

1.自宅のERGOマシンはModel-C
今大会では自宅でエルゴトレーニングに用いている1996年購入のModel-Cを使用しました。
古いマシンですが、整備をして今でも健在です。
特記すべき整備は:
1)ハンドルをModel-D用のプラスチック製ハンドルに換装
2)年1回のペースで、フライホイールケージを開放し、フラホイールに付着した綿埃などを清掃
3)モニターは最新のPM5(Model-Cのレトロフィット用)に換装
4)シートのベアリングコロを交換
という事で、漕いだ感触としてはModel-Cを25年前に購入したばかりの状態を概ねキープ出来ています。
一方で、実際に最新のModel-Dと漕いだ感触は、Model-Cは若干スコアが出にくい感触があります。
フライホイール自体はMOdel-CとDは同じものであり差は無いはずです。
しかし、実際漕いだ時にの作動音が異なります。
推察するに(1)チェーンとスプロケット&ラチェットの作動抵抗の差、(2)チェーン引き込み用のゴム紐巻き込み用のプーリーの作動抵抗が、MOdel-CとDで差があるように感じます。
イメージ的にはModel-Cでの2000m記録はModel-Dでの記録より4秒~5秒遅いタイム様な感触があります。
私は40歳代から50歳まで毎年全国MR大会に参加し、6:44~6:49の記録を出していましたが、自宅のModel-Cでは7分を切った事がありません。

2.設定したタイム目標:
私の究極目標は60歳代で2000m 7分切りを達成することです。
通常のMR大会の様に、仲間の応援付きでModel-Dのマシンでやれば7分を切る自信はあります。
でも今回は、自宅のModel-C、且つ、仲間の応援無しでのトライアルとなり、7分が切れるかどうか自身はありませんでした。
一方で、過去の全国MR大会での60歳以上の最高記録は7:03.1であり、これは絶対に切りたいところです。
以上を勘案し、以下の通り、目標設定しました。
挑戦目標: 7:00切り
必達目標: 7:03切り

3.ARVIC本番に向けた準備:
自宅で2000mを全力トライアルしますが、普通のフローリングの上にエルゴマシンを置くわけですが、静止スタートやラストスパートではマシンが床の上で滑って動いてしまいます。
そこで、今回はマシンの足裏に強力両面テープを貼って床に固定しました。これは全国MR大会の関東大会でもやっている対策で、自宅でもこの対策でERGOマシンは確り床に固定できました。
最後の準備は上述のERGOモニターをPCに接続して大会サーバーとオンライン接続することです。
これはさほど手こずりませんでしたが、スマホでLive Steamingするのに不安がありました。
結果的には両方共に問題無く出来ました。

4.本番トライアル:
本番トライアルの結果と動画は添付の通りです。
7:01.6で、必達目標はクリアできましたが、7分切りは出来ませんでした。
でも、応援無し&Model-Cでの結果であり、十分に満足です。
余談ながら、自宅での2000mトライアルとしては過去最高タイムです。

ARVIC主催者のライブ動画(氏家のレースの様子)
https://www.youtube.com/watch?v=dyMLztGXiOg&t=14657s

GoProで撮影した2000mTTの動画(アップ、2000mTT、トライアル後の感想コメント含む)
20220115 ARVIC 2000m Race by Yuji Ujiie JPN 7m01s6
https://www.youtube.com/watch?v=H7SbZCfGOrQ


さて、今回、アジアチャンピオンを取れましたが、60歳以上での7分切りは達成できませんでした。
そこで、2月末に開催されるWorld Indoor Rowing Championships (WRICH)に参加して、再度7分切りにトライしようと思います。
私の25年物のModel-Cでは7分切りが厳しいので、WRICHでは、知人からModel-Dをお借りしてトライしようと思います。
もし、7分切りが達成できたら、自宅のマシンを老朽更新してModel-Dに買い換えようかと考えています。
実際、今後のIndoor Rowing大会は、オンラインでのVirtual大会化されることが進んでゆくように思われます。

以上