ミドルからの加速ドライブ

oyajisculler2017-08-02

昨日からの雨で、荒川は少し増水し、流れが速くなっていた。
また、若干だが水温が下がり25℃程度。水も少しだけ濁っていた。

今朝は北東の風が吹いたので、下げ潮と風が喧嘩して、戸田〜笹目間は風浪が発達して波が立った。

エイトは今朝から7番をOに代えた。
今朝のメニューの6km UT漕 x 2では、たちまちにクルー変更による改善は見る事は出来なかったが、7番変更によるリズムの悪化という事はなかった。

秋が瀬からの復路、彩湖水門前付近でN大エイトとすれ違い、東大とN大の漕ぎの差を見比べる事ができた。
N大は、フランス帰りのK村選手が5番に座り、フランス流のオーソドックスな漕ぎをしていた。他の日大漕手もK村選手の漕ぎを今年のN大の漕ぎとすべく展開している模様。
即ち、骨盤を立てて座高を高く保ち、キャッチからは上体前傾を維持したまま先ずはレッグオンリーで体を飛ばし、レッグドライブが75％程度経過した辺りから確りとボディースイングする事でドライブのミドルを強く押し、更に、腕引きも力強く使って艇を突き放すイメージ。

現状の東大クルーの漕ぎは、骨盤が後傾気味で座高が下がっていること、また、キャッチで上体を少し開いてしまうため、フィニッシュハーフでボディースイングが上手く使えず、ブレードがミドルから浮き始めて押し切りが弱くなる漕ぎとなっている。

今朝は揚艇後、乗艇中にすれ違ったN大エイトの漕ぎを参考とし、端的に言えば上記のK村選手の様にドライブのミドルでボディースイングを確り効かせ、腕引きも力強く使ってフィニッシュに向けて加速するドライブとする様に指南した。（ドライタンクを使用）

N大エイトのボディースイングを活用したミドルからフィニッシュに向けた加速の様子は、昨日のブログに掲載した動画の2:08辺りから見る事がでる。

8/1 em 他大の動画(C大8+、N大8+、M大8+、M大2+など)
https://youtu.be/xG5T90KhuEo

＜写真＞
　5時33分。岸蹴りの様子。
　5時46分。エイトのW.UP
　6時11分。エイトの静止スタート練習。
　6時21分。6km UT漕

　7時08分。付きペア
　7時09分。風と流れが逆行し、水面は荒れていた。
　7時12分。荒れた水面の中、新人４X+の並漕。