Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

C2トレーニング導入準備

東大漕艇部では、H29年度からJARA(日ボ)のフランス人コーチ:Xavier Dorfman氏の提唱するフランス式トレーニングを導入する方針。
陸トレのウェイトトレーニングに関しても従来の冬場トレーニング種目であるHeavy Weight(8RM x 3)とLight Weight(30RM x 3)の組合せに代えて、年明けから有酸素系筋持久力トレーニングであるC2トレーニングを導入する予定。具体的にはLight WeightとC2の組合せとする。

C2トレーニングでは15種目(内、ベンチローイングは2回)から構成されており、これまでのトレーニングルーム内の配置では出来ない。そこで、先週、日曜日に選手全員を動員してトレーニングルーム内の配置変えを行った。あまり広い部屋ではないので無駄なモノは撤去或いはコンパクトに片付け、必要な機器を使い勝手を損なわず、容積効率良く配置する必要がある。 若干知恵の輪的な発想も必要であり、そこは頭が柔軟な学生もアイデアも入れながら配置してみた。

以上の中で一つ課題となったのが、プリングアップ用のベンチ2台の配置と固定。

ベンチを互いに鉢合わせにして両者を固縛すると確り固定できるが、これだと長さが嵩み容積効率が悪化する。そこで学生から出たアイデアが、台を左右に少しずらして台の頭をオーバーラップさせて50cmほど長さを圧縮する配置。素晴らしいアイデアだ。

ここで問題となったのがベンチの固定方法。如何にして2台を連結し、互いに固定するか? 今日は、この固定のため、簡単な日曜大工を行った。
10cm角の角材を購入し、65cmの長さにカット。この2本をカスガイで連結。これをベンチ2台の間に挟んでロープでベンチ2台を互いに固縛して完成。
艇庫には鋸、電動ドリル、ロープ、金づちなど、工具一式がそろっているので、材料購入から工作時間も含めて約2時間で完了した。
材料費は10cm角の角材(1.8m)とカスガイなどで合計4000円。

後はベンチローイング用の15kgバーベルと、教育用プラスチックプレート(2.5kg)1ペア、そしてダンベルトレーニング用補助台としてのベンチを追加購入して準備完了となる。

<写真>
 作業に用いた工具など。
 工作作業後は鋸の切りくずを掃除。(和泉が助手をしてくれた)
 角材を2本挟んで互いに固縛した。
 プリングアップ台2台の固定部。荷造り紐で固縛し、2台を一体化した。
 プリングアップ台2台の全景。

以上