前日の敗復で3番目のタイムだったため、準決勝Ｂ組の5レーンに入った。
上位2位までが決勝に進出できるので、N大に勝っての2位を狙った。
準決勝なので、スタートで飛ばして序盤にリードし、そのまま逃げ切る戦法をとることとした。
クルーの判断で、静止からの5本+10本からコンスタントへの移行を、通常の10本ではなく、10本加えて20本とした。
しかし、このやり方は日頃の練習でやったことがなく、漕歴が浅く、高校まで運動部経験の無い7番：T中を緊張させてしまった。
この結果、T中は新人戦での１Ｘ：準決勝の時と全く同様に過度に緊張してガチガチになり、普段の力が出せないばかりか、動きが硬くなって、序盤でミスオールしてしまった。
このミスオールから立ち直る事ができず、東大は準決勝で全く良いところがなく、次の順位決定も含めた4レース中でもっとも悪いタイム(6'31")で最下位の4位となった。
このレースの敗因は、練習でやっていないことを本番レースでやろうとしたことにある。
漕歴が浅く、競技経験の浅い漕手が乗ったクルーでは、このような無謀な作戦は取るべきでなかったというのが反省点。
＜写真＞
準決勝へ向けて岸けり。
