Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Shimanoストレッチャー試漕(荒川にて)

お花見レガッタエイト順位決定戦レース観戦後、A-Finalまでの空き時間を利用して、おやじの自艇に取り付けたShimanoストレッチャーを試漕することにした。戸田コースはレガッタで閉鎖されているので、荒川で試漕することにした。巻頭の写真は荒川の土手での一コマ。
試漕した際に、違和感や再調整したい事が発生することが予想されるので、予め、ShimanoのK原氏に荒川土手まで同行して貰い、ストレッチャーの調整をお願いした。(馬も持参)
まずは漕ぎだす。生憎、干潮時刻と重なり、川底の泥の上から漕ぎだす羽目に。(折角の新品ストレッチャーに泥がついてしまった。。。)漕ぎ始めると、Heel Depthが高すぎ前に出難い事が判明。Shimano推奨のHeel Depthより深めに設定していたのだが、それでもおやじには高すぎた。また、フォワードで前に出難い感触もあり、一度揚艇して、再調整頂くことにした。調整したのは以下の2点:

  1. Heel Depthを深くし、前に出やすいようにする。
  2. Pin to Heelをもう少しStern側へシフトし、キャッチ角を取りやすくする

Pin to Heelは、今後、自分で微調整しようと思うので、Heel DepthはPin to Heelを大きくしてもWing Riggerのブリッジ部に干渉しないようにする。(Shimano推奨値よりかなり深めになった)下の写真は、おやじの要求に応えるため、ストレッチャーを調整するK原氏。

少し手間が掛かったが、設定がほぼ完了したストレッチャー(靴取付前)

再調整したストレッチャーを試すため、再乗艇。今度はHeel Depthの違和感も無いし、前に出やすくなった。K原氏の話では、使い始めの頃はバランスを取るのが難しいとの事だったが、寧ろ従来型のボード式ストレッチャーよりバランスをコントロールしやすい様に感じた。恐らく、左右の靴が独立懸架となっており、且つ、靴爪先の開き角に遊びがあり、脚の開き角が自由になるため、ボートのバランスをキープするためのストレッチャーへの荷重が純粋に左右の足の上下方向への踏み込み荷重だけとなる為ではなかろうか?(自転車のペダルの様にピンジョイントなので余計なモーメントが一切ストレッチャーに伝わらない)
漕ぎやすくなった訳だが、良く見ると靴の左右高さやストレッチャーのセンターがズレていたりした事に気付いた。これを最終調整して頂くために再度揚艇。K原氏が最終調整している間に、P会のN村氏がご自慢の自艇:FluedesignのBack Wing Rigger艇で、漕ぐところだった。彼もShimanoストレッチャーに興味津々の模様。
すると、N村氏は、俺の艇に乗ってみないか?と提案してくれた。K原氏の調整作業には少し時間が掛かりそうなので、待ち時間の間、N村艇を漕がせて貰うことにした。下の写真はN村艇を運ぶおやじ本人。

Fluedesign艇、初めて漕いだが、安定性が良くてなかなか良い艇だ。50歳以上のマスターズ漕手としてスカラーを志す向きにモッテコイの艇だと思う。実際、北米ではマスターズスカラーに人気があるという話。500m程漕いで上がって来ると、丁度、K原氏が最終調整作業を終えたところだった。ということで、本当の最終確認のためにおやじの自艇で再出艇。今度はパーフェクト。流石、Shimanoのプロ:K原氏。暫くShimanoストレッチャーで漕ぎながら、問題点の有無、そして特性などをチェック・レポートする予定。当面、2か月程度掛けて確認する予定。下の写真はT大艇庫に戻って撮影した、Shimanoストレッチャー。なかなか格好いい仕上がり。