Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

出艇前のリギング調整;


今回試乗した新型KF艇は、まだ進水式をしたばかり。一般利用には供していないとのこと。初乗りなのでリギング調整及び整備は入念に実施。少し気になったのは以下の点;

  1. ストレッチャー;エルゴメーター用の下駄と同じモノが装着されている。即ち、漕ぐ際にはエルゴの様に靴を履いて漕ぐ事になる。靴を装着して、おやじ本人(身長174cm)がシェル艇で設定している値;Heel Depth(15cm), Pin to heel(32cm)に調整したところ、ストレッチャーの取付位置が一番船尾側に近いところになってしまった。即ち、PTHはMaxで34〜35cmということ。また、下駄の取り付け位置が高過ぎるためか、Heel DepthもMaxで15cm程度しか取れない。この辺りはストレッチャー取り付け寸法を見直す必要がありそうだ。(或いはシート座面下に1cm厚程度のスペーサーを入れるか、若しくはレール下のWedgeを厚くしてシート高を高くするか。。。)
  2. ローイングスペース長;漕手一人当たりのコックピットの長さをローイングスペース長というが、少し短い様に思う。実際、前述の状態で漕いだところ、フィニッシュで後ろの漕手のストレッチャーが腰辺りに若干触れることがあった。脚の短いおやじでこれだから、脚の長い大柄な漕手が漕いだら、背中にストレッチャーが当たるのではないだろうか?Bowの後ろやCox席の後ろは余剰スペースがある様なので、ローイングスペースは後、5cmぐらいは伸ばした方が良いと思う。
  3. リガー取り付け位置;後述するがラフコン時にリガーに波が当たって、水しぶきが上がりやすいので、リガーは極力高い位置に取り付けて、波がリガーに当たらぬ様にすべきと思う。