先週末、戸田コースで全日本社会人選手権が開催されました。
今年もM1X 60歳以上に出場しました。
60歳時の2020年はコロナで大会が開催されず、2021年及び2022年に開催された大会で2連覇しました。
今年は3連覇目が掛かっていましたが、年々、若手の強い漕手が入ってくる原理に従い、今年はなかなか厳しい戦いが強いられると予想していました。
さて、昨年大会の直ぐ後に、今後の艇速アップを期して、オールの長さ(アウトボード長)を1cm長くしました。
要は、順風時により容易に艇速を改善したいという目論見です。
でも順風が吹かないコンディションでは梃子比が重くなってしまいます。
この結果、この1年間の取り組みは、大半を順風でレースペース練習を行う形になってしまいました。
また、1本1本が重いのでレートを上げる為に、ドライブレンジを短くして漕ぐ癖がついてしまった様です。
また、今年の社会時選手権は、逆風でのレースとなり、このオールを長くした設定では不利な条件になってしまいました。
さて、決勝レースですが、2Qで艇速が大きく落ち、1000m通過時には4位という状況になりました。
1000m通過後にレートを上げて、抜きに掛かり、ラストQで二人を抜いて2位でゴールしました。
ゴール時の1位との差は4秒。
1Q,2Qで、もっと確り漕げて入れば、悔やまれます。
という事で、大会後、オールの長さを早速、元の長さに戻して漕いでみました。(285.5/199.5/86→284.5/198.5/86)
艇速自体に大きな差はありませんが、梃子比を軽くしたので、少々、逆風が吹いても、体感で大きな負荷増にはならず、安定して漕げると感じました。
2000mレースは長いのでトップスピードの追求より、コンスタントでの艇速をキープしやすいリギング設定が重要と思った次第です。
<動画>
1.予選レース:
20230624全日本社会人ローイング選手権 M1X60 予選B
https://www.youtube.com/watch?v=ac_95hgw5DY
2.決勝レース:
20230625全日本社会人ローイング選手権 M1X60 決勝A
https://www.youtube.com/watch?v=Hca5GaP1fnU
第73回全日本社会人ローイング選手権 52 M1x60 FinalA
https://www.youtube.com/watch?v=KGVwZycJ470
以上