Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エイト:ギア比変更で艇速向上

oyajisculler2017-09-21

全日本エイト、コンディションの良い荒川での順風では、先週土曜日に1'45"/500m(SR19.1)の良い艇速が出せた事もあるが、逆風だったり、曳波のあるポンドではなかなか良い艇速が出せない傾向あり。
特に逆風レースでのパフォーマンスを向上さる必要がある。

以前、東大のコーチングをする前に、N大エイトのインカレ表彰式時に、係留されていた大エイトのオールの長さを見た事がある。
確か記憶では全長376cm、インボードが116cm程度で、”随分と軽めの梃子比で漕いでいる”という印象を受けた。
今回のインカレ予選や準決勝は逆風だったが、N大が逆風での圧倒的な強さを出していたのは、この軽めのギア比設定で漕いでいる事も要因していると思う。

考え方としては、少々の逆風であれば”重さ”を感じる事無く漕げるギア比を選択し、順風でもそのギア比で漕いで十分な艇速が出せるのであればその方が良い。

今回、東大エイトは逆風での弱さが未だに払拭できないので、今朝はインボード(全長)を1cm長くして、373/114/84を374/115/85に変更した。

この結果、以下に記す通り、全日本に向けたトレーニングスタート後、ポンド乗艇としてはこれまでで最も良い艇速が出せた。
偶々、Oが膝を痛めて、代わりにA石が乗った状態で艇速が改善出来たという事は、ギア比としては今回の方がベターである事を物語っている。