Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午後のレース観戦(エイト艇の性能差):

上記のシングルスカル確認及び昼食後は、午後のレースを観戦した。

やはり面白かったのは男子エイトの準決勝。
番狂わせが起きたのは準決勝A組。
順当なら、NTTと明治安田が1位、2位で決勝に行くと予想したが、東レが後半で明治安田を追い上げ、ラスト250mで一気に明治安田を差し切った。
タイム差は僅かに0.09秒と写真判定だった模様。

東レが使用した艇は、FilippiのF42型。
準決勝に進出した8艇の内、7艇はEmpacherの84型。

東大でもFilippiのF42型とEmpacherの84型の両方を所有している。
2年程前に実力の拮抗したエイトクルー2クルーを編成し、各々F42型と84型を1週間交代で使わせ、ほぼ毎日、並漕練習をさせた。
その際、艇を入れ替えた際に勝敗が入れ替わる結果が出た。
即ち、FilippiのF42型の方がEmpacherの84型より、2000mレース換算で1艇身以上速い結果となった。
ということで、それ以降、東大では平均体重73kg以上のクルーはFilippi F42型を対校艇として使用していた。
(平均体重70kg以下の軽量クルーはSykesの軽量級船型のM40型を使用)

今日、東レ(Filippi)が明治安田(Empacher)をラストで抜いたのは、艇の船型性能差によるゲインもあったと思われる。

因みに、この5年ほど、軽量級、インカレ、全日本などのエイトレースでF42型を使用した結果、以前、Empacherを使用していた頃より好成績を向上したクルーが多いことも、Filippi F42型の高性能を証明していると考える。

F42型を使用して成績を向上させたチーム:

今後、エイト艇を購入しようとするチームは、一度、F42型を試乗して、その性能を確認してみてはどうだろうか?

以上