シングルスカル N田:
目標タイム7'38"に対し、敗復で7'33"を出すなど、レース本番での強さを示す事が出来た。
また、大学生スカラーの中でもトップとの差が5秒程度であり、今後の改善によりインカレでは十分にメダルが狙える事を把握する事が出来た。
女子ダブル:
まだまだ、他大クルーとの実力差が大きいが、リギング調整により改善の余地があることを確認できた。
特に敗復レースでH橋大Bクルーを破る事が出来た事は明るいニュースだ。
今後は、一旦、シングルスカルに分かれて、二人で並べながら切磋琢磨し、互いの実力を向上させよう。
エイト:
今回の軽量級クルーの実力は練習で出した6'09"(微順風)が妥当なところ。
トップスピードが伸ばせなかったところが反省材料。
漕ぎの方は、レートを上げるとキャッチ・フィニッシュの有効レンジが切れてしまう弱さがあった。
また、ユニフォーミティーの面ではバウペア・4番のキャッチが遅れる傾向にあり、最後までシンクロの完成度が上がらなかった。
以上の通り、十分な力を持ったクルーではなかったが、良く本番で実力通りの力を発揮できた。
この点に関しては評価したい。
特に良かったのが、敗者復活戦。A-Finalへ駒を進めるには敗復でトップタイムを出すしかないという切羽詰まった状況で、これをやり遂げた事が大きい。
クルーに4年生が5名と多かった事、それと、昨年のインカレ付きフォアで厳しい準決勝を勝ち抜いた経験のあるコックス:I田が良くクルーの力を引き出してくれた。
今大会にはエイトを出さなかった、乃至は、ベストクルーを出してこなかった大学エイトチームが以下の通りある。
N大、C大、W大、KO大
これ以外にも、T北大、D志社、K大
従って、夏のインカレエイトでベストエイトに入るためには少なくともH橋を破る実力が無ければならない。
今大会では予選のタイムで一橋と5秒の差があった。
H橋は体重オーバーの選手2名を東商戦時から入れ替えたとのこと。
東大は今年度体重の重い漕手が多いので、来週からのベストエイトは軽量級から半数が入れ替わるだろう。
このベストエイトで、以下に示す改善を早期に成し遂げ、先ずはH橋を破り、そして5分50秒を切る艇速をいつでも出せるクルーを作ろう。
これが出来ればインカレA-Final進出、そしてメダル獲得を狙えるチャンスが出てくる。
今後の課題:
- キャッチ・フィニッシュの精度を上げて、有効レンジを拡大する。ブレードの無駄な縦の動きを必要最小限とする。
- バック台活用などにより、ユニフォーミティーを完璧にして、バランス安定性を飛躍的に向上する。これが出来ればもっとリラックスして漕げる。
- スムーズに艇を加速するスムーズなドライブと丁寧なフォワード。
数値目標:
- エルゴ75kg換算:6'32"以内の必達。
- 瞬間トップスピード:1'15"/500m
- 6km低レートUT漕:1'45"/500m(SR18以下)の実現
- 漕技・出力効率:110%の達成
目標目指して努力を継続しよう。
以上