Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

集中力でパフォーマンス改善

oyajisculler2017-04-09

対校エイト:天寵の漕技・出力効率が、付きフォアやシングルスカル:N田とほぼ横並びという状況が続いていた。
先ず、エイトは小艇に比べて艇の安定性が良く漕ぎやすいので思い切って伸び伸びと漕ぐ事ができる。結果としてエイトの効率は、通常、付きフォアより4〜5%程度効率が良い。
また、シングルスカルより10%程度良い。
この意味でこれまでの対校エイトの乗艇パフォーマンス・効率は、付きフォアやシングルスカル・N田に対して劣っていると言わざるを得なかった。
原因は、クルー8名のユニフォーミティーが十分でないこと、また、B-sideのフィニッシュ有効レンジが短くB-sideに傾きやすくバランスが安定しないことなど。
エイトクルーは、本来、各サイド4本のオールがあたかも1本のオールが如く、ピッタリとシンクロして動く必要がある。しかしながら乗っているクルーは各々人格や体格が異なるので、乗艇中は本気になって集中力を高めていなければ、これを為しえない。そこがエイトの難しさだ。

以上の通り、現状の対校エイトの不調の原因は乗艇中の本気度、集中力の問題と考える。

そこで昨夕、対校エイトクルーを集めて、乗艇中にもっと集中力を高めて、ユニフォーミティーの改善並びに艇速向上に努める様に指導した。

この結果、W.Upの静止スタート練習で、ハイピッチのトップスピードで1'16"/500mと、目標の1'15"/500mに近い艇速が出せた。また、2000m漕に関してはレートは中盤でSR35と予定より高めではあったが、2000mSSで6'03", 効率103%と、今期これまでで最も良いパフォーマンスを出す事が出来た。
今朝はクルーからも"集中"という言葉も出ていたし、確り集中して乗艇に取組めば、自ずとパフォーマンスも上がる事が良く理解できたと思う。

今朝の水温:秋が瀬16℃、競艇場:18.5℃、岸けり場前:16.5℃  平均水温:17.5℃。

<写真>
今朝は小雨交じりだった事もあり、余り写真は多く取れなかった。

6時37分。天寵。W.Up後、秋が瀬に向けてNF−UT
 6時50分。無限。秋が瀬へ向けてNF-UT。未だバランス安定できていない。
 7時03分。天寵。秋が瀬から下に向けて6km UT(SR18)今日のAve.:1'46.9/500m, SR19.3, η74.5%, 水温17.5℃。6km UTの効率で見ると小艇他他の艇と横並び。天寵は低レートUTでの艇速が十分でない。
 7時30分。天寵。2000m漕の中盤。艇速は1'31"/500m, SR35。水温17.5℃、横風に近い微順風。漸く対校エイトなりのパフォーマンスが出せた。
 7時33分。天寵。ラストQはスパートまで入れた。2000mSS: 6'03"。今季のベストタイム。

本日の早朝乗艇動画をお送り致します。