Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レースレートメニューで漕ぎ劣化

oyajisculler2017-05-20

来週から軽量級選手権本番。ということで、今週はレースペース主体のトレーニングとしてきた。
木曜日の2000mTTでは、ほぼ無風で6'09"を出し、このクルーとして一定の成果を確認した。

一方で、低レートUT漕の頻度が減り、高レート主体となった弊害も同時に出てきた。
即ちレンジが短くなること、加えてフィニッシュでwash outすることによる有効レンジの縮小。
今日のPMの700m x 3では、無限がこの罠に嵌り、クルー編成以来初めてオープンエイトの天寵に一本取られた。3本平均では2艇の艇速はほぼ同等。

先ず、wash outに関しては整調:O本のフィニッシュが酷くwash outしてきた。恐らく、木曜日に痛めた脇の影響が少なからず出ていると思う。
O本の有効レンジが切れた結果、今日、7番を漕いだT中(今朝からF間と入れ替え)が追い付かなくなった結果、胸の前で両膝が揃ってしまい、アウトハンドを前に確りと伸ばす事が出来ないキャッチ姿勢となった。このため、フィニッシュ3/4の様な形でショートレンジの漕ぎになってしまった。(本来は、アウト側の膝を外に開き、アウト側の肩を両膝の間に通して前に伸びる必要がある)
整調ペアがレンジを切ったため、クルー全体がレンジが切れ、結果艇速が劣化し、天寵に追い付き追い越されてしまった。

やはり、週の半分は、低レートUT漕をメインとした乗艇メニューとし、漕技向上、レンジ向上に努め続ける必要があると痛感した。

T中に関しては、全日本新人戦シングルスカルで、スタートからダッシュする必要のあるプレッシャーの掛った準決勝レースで、プレッシャーに負けて1Qで大失速、並びに、昨年の軽量級エイト準決勝(7番)でのスタートダッシュでのミスオールなど、ここ一番のプレッシャーの掛ったレースで、プレッシャーに押しつぶされて本来の力を発揮しきれないひ弱さが見られる。
これらは、練習の中で克服すべき課題ではあるが、今回の軽量級選手権は僅か3週間でのレース出漕であり、且つ、レース1週間前に、漕ぎが大幅に劣化してレンジが切れてしまう事象が出てしまった。また、700m x 3の3本目の序盤で7番:T中はシートを外してしまうミスを発生した。(恐らくキャッチ時に両膝が揃ってしまう事も原因していると推察)

以上を勘案し、明日の乗艇からは7番:F間、5番:T中に戻し、プレッシャーの掛った本番レースでの失敗を予防する。
また、明日の朝は低レートUT漕のみを行い、レースペースで荒れた漕ぎを修正する。

先ずは、今週週初めの状態に戻すところから始めよう。