Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

野崎研エルゴ測定

oyajisculler2017-02-17

昨日に引き続き、今日の午後も東大野崎研究室でエルゴ漕ぎの詳細データ計測を行った。
今日は主にエイト2クルーの漕手の計測を行った。

1人、10分弱の所要時間でシリーズで実施。
デジタルデータ計測の傍ら、選手の漕ぎを一人一人観察し、その場で改善のアドバイスをすることが出来た。

横から漕いでいる姿をビデオ撮影したので、一人ひとりの漕ぎを自分自身でチェックし、U23代表:S藤選手との差異を見比べる事ができる。
当面、東大の漕手には、S藤選手の漕ぎを真似ることを目標に取組ませようと思う。

以下、今日の各選手の写真:
 O川:フィニッシュで肩甲骨を寄せる漕ぎが未だ出来ていない。出来る様になればフィニッシュの有効レンジが伸ばせる。
 H比谷:体が小さいので誰よりも体を大きく動かす努力が必要。フィニッシュ引き切りの体の使い方は非常に良い。Good!!
 O:フィニシュの姿勢はまあまあだが、もっと肩甲骨寄せて肩を大きく後ろに動かそう!
 同上。もっとキャッチレンジ伸ばそう。
 H谷川:もっと骨盤を前傾させてキャッチレンジ伸ばそう。シートが止まってから上体を伸ばしてキャッチを取りに行く癖を直そう。
 同上。フィニッシュ引き切りポジションを乳首の少し上へ上げよう。また、肩甲骨寄せて肩を後ろへもっと動かそう。
 N田。フィニッシュでバック取り過ぎ、また肘が下がるのでフィニッシュハーフのハンドル軌道が下がる癖あり。治して行こう。
 S本。以前に比べるとレンジが伸びてきた。
 同上、フィニッシュの効きは良いが、引き切りポジションが低い。乳首の少し上の高い位置で引き切ろう。
 O本:ドライブミドルのハンドル軌道が高過ぎ、両脇が開きすぎて力が出せない姿勢になっている。フィニッシュ引き切りポジションをもう少し下げて力強くぶら下がれる姿勢で引き切ろう。
 T中瞬:漕ぎはスムーズだが、力強さ・パワフルさが足りない。フィニッシュ引き切りは肩甲骨寄せて大きく肩を動かそう。
 同上。骨盤が前傾し、背中と骨盤が一体化している点は素晴らしい。
 Y本:フィニッシュ引き切りの形はGoodだが、ドライブミドルで骨盤が後傾し、背中が丸まって座高が下がる癖がある。この結果、フィニッシュハーフでハンドル軌道が下がる課題あり。骨盤立ててSit Tallしよう。
 同上。骨盤が後傾して骨盤の直ぐ上の背骨が不自然に湾曲している。
 シート下部にあるシートの動きを検知するワイヤー。
 ストレッチャーへの果汁を6次元で計測するフォースプレート。
 ハンドルを引く力を計測するストレンゲージとハンドルに取り付けられたワイヤー。ハンドル移動を計測。
 ストレッチャーボードの側面。
 Y岡:
 Y岡:フィニッシュのハンドル軌道が少し高過ぎて力が入りにくいポジションとなっている。乳首の直ぐ上辺りを狙って引き切ろう。
 S水:大分漕ぎは改善しているが、脚でキャッチする姿勢をつくろう。
 A原:骨盤が後傾し、骨盤のすぐ上が不自然に湾曲して座高が下がる問題あり。Sit Tallしよう。

計測後、野崎教授に送って頂いた計測データは追ってチェックする予定。

以上