東商戦マッチレース。インカレなどのマルチレーンのレースでは、相手を幻惑するペース配分は、自分自身へブーメランとして帰ってきて、肝心なタイムを劣化させてしまうリスクが大きい。
マッチレースの場合は、相手が動揺して本来の力を発揮できない様に出来れば、楽に勝てるかも知れない。しかしながら、東商戦で6連勝している一橋大は、東大が少々1Qで飛びだしても動揺することはなさそうだ。であれば、前項にあげた2000mを最も速く漕ぎ切るペース配分(ある程度の選択肢の幅がある)の中で、序盤で飛ばして早めの勝負を狙ったペース配分を選択すべきだ。それを本番で実現すべく、レースまで準備してゆく事が肝要。
エイトは漕手数が8人と非常に多いため、レースでは全員が意思統一出来ている事が必要となる。この意味で、レース戦術は極力シンプルにしておく事。最もシンプルなのはスタートから全力で飛ばす事。同時に、玉砕ではなく、ゴールまで持たせる事。
行き当たりばったりではなく、クルー全員が、絶対勝つ、絶対勝てるという自信を持って臨む事が必要。
結局のところ、日々の練習で、本番に向けて確り準備してゆくことが肝要。
