Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

対校エイト:漸く6分切り、胸を撫で下ろす。

最後は対校エイト。これまで対校エイト編成後、2000mTTを3回行ったが、未だ6分を切っておらず、コーチとしてやきもきしていた。今回は風向き、潮流、実施時間帯などを良く検討し、絶対に6分を切らせる計画を立てて臨んだ。これまでの乗艇練習で達成した漕技・出力効率(105%〜109%)を2000mTTの一本に凝縮する事ができれば必ず6分を切れる筈。問題は中盤の2Q, 3Qでペースを落とさず高速巡航出来ていなかったこと。今日はここを重点的に取り組ませ、兎に角、東商戦前に6分を切らせる事が目的だった。
スタートするまえにウェイクのモーターが笹目橋を越えて上がってきて、曳波を立てそうだったので、当該モーターの操船者に声を掛け、エイトのタイムトライアルを行うので待ってくれと頼んだ。
さて、スタート。序盤はまずまずの漕ぎ。250m過ぎからコンスタントへ移行したが、1’26”/500mで、6分を切るにはギリギリのペース。その後2Qに入っても概ね1’29”/500m以内のペースをキープ出来ていた。しかし800m過ぎ辺りから1’30”を超過してペースダウン。また、950m付近で東大ジュニアのビッグモーターとすれ違った。減速してくれたものの、若干曳波が残っており、ここで1’32”辺りまでペースダウン。更に、1250m付近で、慶応大のコーチモーターとすれ違い、再び曳波を受けた。ここで再び1’33”辺りまでペースダウンしてしまい、6分切りが危なくなってきた。1400m付近で曳波を脱したが、外乱影響で心が折れやすい漕手を激励し、何とか6分切りを達成させようとモーターから応援した。すると、1600m辺りからレートとともにペースが上がった。ラスト300mのスパートからはレート40まで上がってグングンペースアップ。最後は1’26”のペースまで上がってゴール。手元のスピードコーチモニターで見る限りでは5’57”〜58”と見えた。
順風という好条件ではあるが、激励した甲斐あり、東商戦前に6分切り達成する事が出来、胸を撫で下ろした。揚艇後にデータ分析した結果、途中の曳波影響を受けた生のタイムで5’56”9、曳波影響を除いた修正タイムで5’56”0, 効率108%だった。
漕手諸君も初の6分切り。高速巡航するために中盤で出力し続ける事を体験出来たことは良い経験になった。それにしても4Qで1’28”4までペースアップ出来るのであるから、2Q、3Qはもっと頑張って高速巡航できる筈である。本番ではこれを達成しよう。
以下、2000mTT中の動画。1000m過ぎからコーチが激しく叱咤激励する声が入って煩いが、ご容赦願いたい。
M8+ 天寵
https://www.youtube.com/watch?v=McKP5xtxvqs

以下、土曜日の写真:
<早朝>
 対校フォアのアップ。鏡の様な水面
 同上
 静止スタート練習

 対校エイト。NF-UT
 笹目鉄橋下流。岸辺の新緑が美しい
 フェザー付きUT
 6km AT漕。大型モーターの曳波を受けた。
<午後の2000mTT>
 2Xのアップ。
 トライアル前のアップ
 2000mTTスタート時の風(吹き流しで風向風速が見える)
 対校フォアのスタート。全員今年度ユニフォーム着用。気合が入っている。
 スタート地点へ向かうエイト。水面のさざ波で風速の様子が分かる。東南東3〜4m
 2000mTTを終え、CD中のエイト。
<夕暮れのポンド(コーチングを終え、夜間乗艇前)>

以上