Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

シートレース二日目

oyajisculler2015-01-11

1日目のシートレース結果に基づき、今日は各サイド暫定評価順位で4位と5位、そして6位と7位の対戦を行った。
昨日同様、SEI-1と柏葉の2杯によるシートレース(2400m x 5, SR26)。
これに上位漕手で編成した凌雲が並漕。上位陣なので同じレートでは圧倒的に差を付けてしまう。そこでペースメーカーとして下位漕手も入ったシートレースクルー2杯と同等の艇速となる様にSR22で並漕した。それでも5本中、4本でトップを取った。

今日のシートレース動画
http://www.youtube.com/watch?v=CHYH86Yw4x8

今朝も昨日同様、1本目はほぼ無風の絶好のコンディション。3本目までは殆ど無風だった。
4本目辺りから北西の風が2mほど吹き始めたが、コンディションとしては非常に良かった。
気温は0.5℃から2℃。水温は笹目:6℃、岸けり場:7℃だった。
条件としては昨日(3艇平均で1'54"/500m 効率92%)とほぼ同じであり、昨日より良い艇速・効率を期待した。
しかし、シートレース2400m x 5を連日で行うという事で、初日の疲れが残っていた様で、2日目の今朝は疲れが見えて1本目から艇速が伸びなかった。
特に4本目、5本目は疲れが漕ぎにも表れて、有効レンジが切れ、艇速も落ちた。
レートSR22と低めにした凌雲は平均艇速1'55"/500mで概ね一定した艇速が出せていた。
3クルーの平均艇速は1'56"5/500m、平均効率は86.6%(含むSR22の凌雲)。
疲れはあるだろうが、2日目までパフォーマンスをキープするタフネスさをこの冬場に身に着けよう。それが4日間の戦いとなるインカレや全日本などの本番レースで地力として現れることとなる。

先にも書いたが、シートレース2日目で心身ともに疲労しており、体技心という総合力の優劣が、1日目より増幅される形でタイム差になって現れた。
客観的に見ると、心身共に消耗した中で、特に精神面及び技量の安定度が大きな差として出た結果となった。

東商戦の対校エイトや対校フォアのシートを争う意味でのシートレースはまだまだ続く。ローイングに於ける体技心の耐久性を競うサバイバルゲームと言えよう。

この戦いは、ベルリン五輪で金メダルを獲得した1936年の米国ワシントン大学対校エイトのクルー選考と同じだ。
そう、対校選手諸君は時代や国は異なるが、"The boys in the boat"の選手と同じ貴重な時間を過ごしているのだ。
大学を卒業して数十年後に、誇りをもって思い出を家族や後輩諸君に語れる様に、今できる全ての事をボートに注ぎ込もう。

<写真>
 シートレース前のアップ(柏葉)
 シートレース1本目の序盤。左から凌雲(SR22,並漕のみ))、柏葉、sei1(柏葉とSEI1のシートレース
 2本目前半
 同上、後半
 三本目の序盤
 3本目の終盤
 4本目の序盤
 同上、後半
 5本目序盤
 5本目の後半
 揚艇
 モーターボートの揚艇
 奥のゴムモーターは東大ゴム2号

以上