- C2社オールのシャフトは、S-side, B-sideに関わらず同じ製法で製作されている。(旧式Ultralightシャフトは螺旋状にカーボンファイバーを撒いていた)
- 旧式Ultralightシャフト(スリーブが白いモノ)は、経年変化でB-sideオールはカバー角が減る方向に捻じれ、S-sideはカバー角が増加する方向に捻じれる欠陥があった。
- その後、シャフトの製法(構造)を変え、今のUltralightシャフト(スリーブが黄緑色のモノ)は、上記の捻じれの経年変化は改善された。
- さて、問題のSkinnyシャフトは、径が小さいのでトルクに対する捻じれ強度は弱くなっている筈。(当たり前の話)
- ライトパドルやパドルのコンスタント時の負荷では、シャフト撓り量はさほどではなく、S/Bの捻じれ変形は漕ぎ手に違和感を覚えるほどではない。=許容範囲の意。
- しかながら、静止スタートや加速3本の大きな力で漕いだ時には、巡航時の2倍程度の力が架かる。当然シャフトは大きく撓り、捻れ変形も大きくなり、前述の様な問題が生じると推察される。
さて、じゃあどうするのか? 解決出来ない問題か?という事だが、元々、このシャフトはFat Smoothieブレードの短いオール(mediumサイズで全長:365-370cm)用に開発されたオール。
LBRCでも全長を3cm短くする事を目的として注文したもの。(現状:370-375→Skinny:367-372)
今回の試用では、シャフトの違いのみを比較するために、全長を現状と同じ371cmに設定している。
今回、LBRC内で一通り試用を終えので、今週末に本来計画した通りの短い長さに設定し直してみる必要がある。
即ち、以下の長さ調整(もともと計画していた長さ):
- 全長:371→368cm (3cm減)、
- インボード:114cm→113cm (1cm減)、
- リガースプレッド:84cm→83cm (1cm減)、=この変更は後日でも良い。
原理的には長さが短くなれば、撓り方向の変位(捻じれ量)も減少するはずであり、少しは現状の問題が改善されると思う。
以上