Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

新人学内レース

昼食後、13時より学内レースの開会式。学内のレースであること、また、平日の午後ということもあり、参列者は部長、マネージャー及び年配OBなど合計10名弱。
その後、一旦解散し、各クルー毎にレース準備。
おやじは、岸蹴り後ウォームアップから見させて貰った。
優勝候補(女子が一名乗艇)のクルーは、概ね良くオールが揃っているものの、他の3クルーは、オールの動きがバラバラで全くユニフォーミティーが取れていない感じ。おやじはH21年以降、毎年、この新人夏の学内レースを見ているが、今年は例年に比べてレベルが低いと感じた。今年はこの4年間の新人トレーニングの中で、最も乗艇練習の量が少なかった様だが、やはり練習量が少ないと新人のレベルも上がらないという事だろう。
さて、レーススタート。スタートして200m程過ぎると早くも優勝候補のクルーがリードし始めた。例年だと1000m辺りまでは水の空かない接戦レースなのだが、今年は500m辺りで早くも一位のクルーが確定してしまった。後はポツポツと遅れて後続がついて行くイメージ。それでいて、一位を走るクルーのスピード感は無く、二位以下のクルーが遅過ぎる感じだった。
以下、気になった事があるので、ブログに載せるべき内容では無いと思うが、敢えて書き残しておきたい。

  1. 2000mレースを終えて、通常なら折り返してクーリングダウンをすべきところだが、そのまま船台に着けて上がろうとしていた。レース後にクーリングダウンをするという躾が全くなされていない模様。よく聞いてみると、艇を上げた後でエルゴやスピンバイクでクーリングダウンするつもりだったとのこと。でも折り返して乗艇でクーリングダウンした方が、時間的なロスも少ないし、レースで荒れたブレードワークを直す事も出来て、乗艇でクーリングダウンするのが一番良いと思うのだが・・・。そもそも、こんな基本的な事で、レースを観戦にきたOBが注意しなけれなならないという現状が情けない。
  2. その次に見てしまった光景:艇を揚げて馬に載せ、船底に付着した水を拭き取るのは良いのだが、片手にバナナを持ち、それを食べながら艇を拭いていた。どうやら、トレーニング後に早めに炭水化物を摂取した方が良いという栄養学を考えての事だったようだが、それならそれで先に食べてしまってから艇の手入れをすればよい。これには呆れて注意する気にもなれなかった。新人の学内レースは、新人教育の場でもある。艇を片付ける際にバナナを食べながらやれと指示したトレーナー、本末転倒である。

出艇からレース、そして納艇するところまで、見させて貰ったが、東大ボート部の現状を見るという意味では、意味のある一日だったと思う。 何れにせよ、上記2点は残念!来年度以降は改善して欲しい。

以上