Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

LBRCで舵手付きフォア乗艇:

今月はLBRC40歳台メンバーの集まりが悪く、エイトが組めない。かといって乗艇練習を1ヶ月も休むと身体が訛ってしまうので、今月は舵手付きフォアを借りて乗艇練習することになった。今日はその1回目。借りた艇はおやじがT大HCの時(1993年)に購入したSykes製のスターンコックス艇。最近は専ら練習艇として使っている模様。船体のあちこちに傷がついており、見た目は老朽化しているが、艇の剛性は問題なく確りしている。LBRCクルーの平均体重は80kg近いので、学生が使っていたリギングでは漕ぎにくい(ハイトが低すぎる)。そこで今日は先ずはリギング調整から開始。

  1. リガースプレッド:オリジナル状態を計測したところ、85〜86cmでバラつきがあった。先週、1年生が乗ったという話だが、艇のリギング要領が分かっていない模様。84cm程度に設定したかったのだが、2番のリガーが何故か一番短くした状態で86cm。已む無く全てのリガーをこの86cmに合わせた。
  2. ワークハイト:概ね17cm程度に設定。初期状態より10〜15mm程度高くした。
  3. ストレッチャー高:これまたシート毎に様々な銘柄の靴が取り付けられていた。Heel Depthを計測するとバラつきが大きかったので16cm程度に修正。
  4. Pin to heel:毎週乗る人間が変わるので、PTHを簡単に調整できる様にPTH値をガンネルの内側にマジックインクでマーキングした。
  5. シートコロのガタツキ:整調シートを動かしてみるとゴロゴロと上下に振動する様な動き。非常に感触が悪い。レールが磨り減って偏減りしているのかと思って、レールをチェックしたが特に問題なし。どうやらベアリングコロが痛んでいる模様。シングルアクションシートはコロが健全なら滑りが良いが、ベアリングの寿命が短いところが欠点。(ベアリングコロは非常に高価で1個2000円近くする。=1シート8000円ということ)やはり練習艇にはタフなダブルアクションシートの方が相応しい。

艇整備とリギング調整に1時間程度かかった。その後荒川に出艇し秋が瀬往復した。付きフォアで荒川に出艇する相当に久し振り。(ここ15年間はフォアで荒川に出艇した記憶がない)エイトに比べるとバランス安定性が悪いが、漕手4名ということで漕いだ分確り艇が進む感触が得られるので面白い。結構気持ち良く漕げた。フォアはフォアなりの面白さがあると感じた。往路は微順風で水面のコンディションも良く概ね気持ち良く漕げた。秋が瀬鉄橋で折り返すと急に風が強くなり始めた。先ほどまで鏡の様な水面だったのが波が出始めた。外環自動車道を超え昔の黒船台付近まで来ると、リガーに当たるほど波が高くなり始めた。漕ぎ進むと笹目橋付近で更に波が高くなり、時折リガーに波が当たる程に。笹目橋を超えると今度は所々白波が出始めリガーにバシャバシャと波が当たる状況になった。(コックスは水浴び状態)両舷で漕ぐとバランスを崩して危ないのでペア漕ぎで暫く漕いだ。どうやら下げ潮と東の風が喧嘩して、風浪が発達した模様。飛沫が時折体に当たって結構冷たかった。そろそろ水温が下がってきたので、荒川出艇時には万一の際に備えて救命具を持参する必要がありそうだ。また、今日はスポンジを積み忘れたが、これも次回は搭載する必要有り。復路はラフコンになったが無事岸蹴り場に到着できた。途中ですれ違ったH大の女子1X(モーター伴走あり)は無事岸蹴り場まで戻れただろうか?