Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

スカルの左右ハイト差を20mm付ければ、ブレードピッチは左右同じで良い:

先月のプロコーチO氏の慰労会で、ここぞとばかりに彼から最新の情報を根掘り葉掘り聞きまくった訳だが、この中でおやじの大きな疑問であった左右のオールのブレードピッチを1度程差を付けないとB-side(上の手)のブレードが浮いてしまう、という現象を相談したところ、「それは左右のハイト差が少なすぎて、艇を傾けながら漕いでいるからではないか?、20mm以上付ければ傾きが減って、左右のブレードピッチを同じにして上手くバランスする筈」とのこと。9月22日のログで記載した通り、左右のハイト差を、現在、20mmとしているが、先週末漕いだ感じでは艇を水平に保って、左右をバランスよく押した時にフィニッシュでB-sideが少し下がる傾向を感じた。そこで、先週までB-side:3度、S-side:4度としていたブレードピッチを、今日からB-sideも4度にしてみた。この結果、左右均等に押し切った時にバランスよくフィニッシュでき、様々な改善が見られた。即ち、

  1. フィニッシュの突き離しが左右均等に決まるので、フィニッシュ時にブレードがクリーンに抜けると同時に、上体の無駄な力みが取れ、スムーズにハンズアウェーが出来る様になった。
  2. ハンズアウェーがスムーズに出来る様になったので、上体から力みが取れ、フォワードがリラックスできる様になり、フォワード時のバランスが安定する様になった。
  3. フォワードが安定・且つリラックスできることにより、キャッチ周りのブレードワーク、ボディーワークのコントロールが正確になり、エントリーからブレードの固定が改善され、水中の有効レンジが伸び、1本1本で出る艇速の伸びが改善してきた。