Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

5/26(日) 淡青会エイト乗艇

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昨日は午前中に淡青会エイト乗艇と全日マスターズ艇梱包、その後、全日本選手権決勝を観戦した。

淡青会エイト乗艇

乗艇後にマスターズレガッタの借艇用として貸し出す艇:天祐の輸送準備の梱包作業を行うため、乗艇はいつもより5km程短めとし、大曲往復の12kmを漕いだ。

今日もGoProカメラを取り付けてクルーの漕ぎを撮影した。今回は整調リガーのバックステーに取り付け、主にS-sideの漕ぎを撮影。

今回撮影した動画を以下に掲載する。
動画を見て気づいた事を以下の通り過剰書きする。

  1. やはり後ろの漕手の漕ぎを見るに、未だ漕技基本の動作が徹底不足であり、これがユニフォーミティー向上を阻害している。以下、事象に関して過剰書きする。
  2. 静止スタートやライトワークの漕ぎ出し時などでB-sideのサイド負けが発生するが、原因はB-sideの後ろの漕手のレンジが短いこと。特に5番漕手は、キャッチ時に両ひざが揃ってしまっており、シートが十分前に出ておらずキャッチレンジ不足。また、エントリー時のブレードの鉛直方向の動きが遅く、ブレードを戻しながらエントリーしており、有効レンジが短い。
  3. S-sideは4番のフォワード後半の動きか不正でエントリータイミングが遅れる。正しいフォワードは、先ずハンズアウェーそしてこれに続き上体前傾し、腕と上体をセットし、その後シートを出して、シートが出きったところでブレードをエントリーする。こうすることでエントリー周りのブレードワーク及び漕手の体重移動を合わせる。しかし、4番の現状は60歳以上のマスターズ漕手(特に東大OB)に見られる不正な動きになっている。具体的には腕が曲がった状態でフォワードし、シートが出きってから上体を更に前傾&腕を伸ばしてブレードエントリーする動き。これではエントリータイミングや体重移動(シートの動き)を合わせる事が困難になる。
  4. 全体的にエントリーで、ブレードを入水する際の鉛直方向の速度が遅く、ブレードが戻りながら入るので有効レンジが短くなる。
  5. 乗艇中に視線が下がって下を見る漕手が散見される。5番、4番など。これでは前の漕手・艇全体の動きを視認しにくいので上手く合わせる事ができない。また、視線を下げると上体を水平に動かす事に支障となる。

以下、漕手毎に気付いた事を過剰書き:

  • 7番:エントリー時のハンズアップ動作が遅く、エントリーでブレードが戻りながら入っている。アウトハンドを使ってforward中にハンドルを斜め上に放り上げるようなイメージでエントリーする必要あり。また、フィニッシュでのハンドルタップダウンの段差が不足してブレードがクリーンに離水できていない。ハンドル胸前15㎝までは水平にハンドルをドライブし、その後のの15cmのレンジは腕を脱力してハンドルをフォロースルーさせながらブレード一枚クリーンにリリースすべくハンドルをタップダウンする。キャッチ・フィニッシュでハンドルを上下に動かす動作はアウトハンドを使って行う。
  • 6番:ハンドルのグリップ位置は正しく持てる様になった。現在の課題はブレードのスクウェアリングのタイミングが遅すぎ、フォワードエンドでSQが完了しているので、エントリーが戻りながら入っている。これでは有効レンジが短くなる。正しくは、ハンドルが爪先通過時にスクウェアリングを素早く行い、ハンドルがフォワードエンドに達する前にSQとし、ノーフェザー漕ぎと同じ動きでブレードをエントリーしよう。実際、FWやCWのNF漕ぎではブレードを素早くエントリー出来ている。
  • 5番:4人漕ぎでバランスが保証されている時には、両膝を開いて確りシートを前に出してキャッチレンジをキープ出来ているが、両舷で漕ぐとバランスが崩れるのを恐れるあまり(恐怖心)、両ひざを開くことが出来ず、両膝が揃ったキャッチしている。これではアウトサイドの肩を前に伸ばす事ができないのでキャッチレンジが短くなる。相方でる6番と同じようにフォワード後半は両膝(アウトサイドの膝)を開いてシートを確り前に出し、アウトハンドの肩を両膝の間に通して前に良く伸びよう。また、ハンズアウェー不足で腕が曲がったままフォワードしている。これが原因と思うがキャッチ時のブレードの縦の動きのスピードが遅く、ブレードが戻りながら入って有効レンジが更に短くなっている。もっと素早くエントリーしよう。
  • 4番:大学生時代の昔の古いバージョンの東大漕法が体に染みついてしまっており、なかなか最新式の効率的な漕ぎが出来ていない。具体的にはハンズアウェーさせる前にシートを前に出してしまっている。このため、シートを前に出し切ってから、曲がった腕を前に伸ばす動作がエントリー直前に入るため、ブレードの動きが2段になっている。この結果、シートの動き=体重移動を合わせるとブレードエントリーのタイミングが遅れる。また、フィニッシュ押し切りとブレードリリースの分離が出来ず、ハンドルを下げてブレードを浅くしながらハンドルをドライブするので、フィニッシュでブレードが水を持ち上げ、ジャバジャバと音を立ててWash outしている。この結果、水面に大きな泡と波が立ち、これに6番や整調のブレードが当たり抵抗となる。また、フィニッシュのタップダウンはアウトハンドの肘から先の腕だけで行い、ブレード離水するのが正しいが、腕をあまり動かさずに上体の体幹を下に落としてブレードリリースしている。結果、上記のwash outが発生。また、フィニッシュで体幹を落とすので、ハンズアウェーやボディー前傾が素早く行えず、不正な動きを誘発している。
  • 3番:映像に映っていないので不明。
  • 2番:キャッチ前のブレードが高すぎてエントリーが遅れている。また、上体がややアウトサイドに傾いている。
  • Bow:ドライブの後半で上体がアウトサイドに傾いている。(整調リガーに取り付けたカメラの映像に、フィニッシュで、バウの上体が確り見えてしまっている。)

<乗艇中の動画>

2019-05-26 淡青会エイトF, 4W, FW, CW
https://youtu.be/IgDYYlg1sWg

2019-05-26 淡青会エイトF, UT20本、P10 x 2, SS練習
https://youtu.be/NQHrvBqvqFc

2019-05-26 淡青会エイトF, UT 2000m
https://youtu.be/JsUaXfgvVWY

2019-05-26 淡青会エイトF, P10 x 2, SS5-10-10-10, 1000mSS
https://youtu.be/pk8St7YkOgc

以上