Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

全日本社会人選手権で銀メダル!

今日は全日本選手権の決勝が戸田コースで開催された。
私は50歳以上シングルスカルに出場。

予選2位以内通過4名の予選タイムは以下の通り:
2レーン:氏家(59歳)8:37
3レーン:竹内(52歳)8:08
4レーン:服部(54歳)8:32
5レーン:佐藤(54歳)8:47

ということで、トップタイムの竹内氏とは30秒近い差があり、勝負にならない。
そこで、今回の決勝は服部氏との5秒差を逆転し、銀メダルをゲットすることとした。

レースは10時20分発艇。ネットの天気予報を見ると戸田の風は北風4m~5mとなっていた。
北風は横風であり、風上側にある2レーンは土手の影となり少し有利と思われた。
しかし、W.Upで漕いでいると、風下の6レーンや回漕レーンでは、500mから1500mの間は、若干順風気味の風になっていた。一方の2レーンは横風影響は少ないものの、500m~1500mの間は順風とはなっていなかった。

今回の決勝は6杯レース。トップの竹内氏は確定として、2位争いは前述の氏家、服部、佐藤の3名に絞られていると認識。
ボートのレースはリードすれば自ずと後続艇が視界に入ってくるがリードされると相手が見えない。
何れにせよ、2000mは長いので、途中で相手やSpeedCoachのモニターを見ると自分のペースやリズムを崩しやすい。
そこで、今回のレースも1500m通過までは自分の漕ぎに集中し、他艇やモニターは一切見ずにマイペースで漕ぐ戦術とした。
決勝なので1Qは予選よりハイレートを少し長めに引っ張った。
1レーンの京氏が250m付近で自然と視界の中に入ってきた。どうも彼は1Qを少し抑え気味に入った様に見えた。
500mを通過し、中盤のコンスタントに入る。
予選と同じ様に、腕と上体をリラックスさせ、Leg Driveメインのコンスタントへ移行。モニターを見ていないので不明だが、昨日の予選と同じリズムで漕いだので恐らくSR30辺りで漕いだのだと思う。
1000mを通過後もコンスタントのリズムを維持。自然と3艇の背中が視界に入ってきた。という事は現在、3位を走っている事が分かった。
さて、1500m通過。1500mを通過後、左手方向を見て、3レーンの服部氏との艇差を確認した。どうも2艇身程度に見えた。
何とか逆転可能な艇差であり、レートを上げて追走した。
残り400m当たりから、淡青会メンバーが私を応援する声が聞こえた。
”氏家、半艇身差”という声が聞こえ、再び横を見たが、未だ1艇身以上の差がある様に見えた。いずれにせよ差は順調に詰まっていると認識。
ラスト250mで満を持して懇親のスパートを入れた。
残り200m付近で服部氏との艇差を見ると、半艇身差まで詰まっていた。
ここで”抜ける”と確信!
更に出力全開でダブルスパート。
ラスト100mで横に並んだのが見えた。
後は全力スパートをゴールまで継続し、ゴールイン。
1秒程度先にゴールを切る事が出来た。
大学時代からボートのレースを何度も経験しているが、1500m通過時に5秒差で負けているのを残り500mで逆転したのは今回が初めてかもしれない。
ということで、2位ではあるが、ラストで快心の”差し切り”をする事が出来、また銀メダルを獲得できた嬉しさで、ゴール後にガッツポーズが自然に出た。

また、エイトの乗艇練習後に応援に駆けつけてきてくれた淡青会メンバーの前でライバルを差し切るレースが出来た事が嬉しかった。

”応援ありがとうございます。力になりました。”

以下、本日の写真:

 9時24分、出艇前のGoten号
 10時42分、決勝レース後、Goten号と共に。東大浅野艇庫前
 10時58分、表彰式
 同上
 メダル獲得の3名
 50歳以上シングルスカル決勝レース記録

<動画>
服部さんが50歳以上シングルスカル決勝の動画をYoutubeにアップしてくれました。

社会人選手権:M1X(50歳以上)決勝の1000m地点定点動画(服部さんの提供)
https://youtu.be/x5h7VtBBAN0

社会人選手権:M1X(50歳以上)決勝の1750m地点定点動画(服部さんの提供)
https://youtu.be/HwpeJ-7fqxw

社会人選手権:M1X(50歳以上)決勝の1900m地点定点動画
https://www.youtube.com/watch?v=6s3UzrOqB4w&feature=share


以上