今日は社会人選手権の最終日。
私の出漕する男子50歳以上シングルスカルの決勝レースは8時56分スタート。
早めの時間帯なので、6時起床で早めに朝食を摂る予定だった。
しかしながら、寝る時にスマホを見ながら寝てしまったため、目覚ましをセットしたスマホを布団の中に落としたまま寝てしまった。
ということで朝起きたのが6時25分。直ぐにサンドイッチの朝食を食べ、バタバタ準備してホテルを6:45にチェックアウト。
コースに着くと、真東(逆風)の確りした風が吹いていた。
昨日の時点では、緩い順風が吹く予想をしていたので、全く逆の風。
50分前の8:06に岸を蹴る時にも、南東の確りした風が吹いていた。
W.Upの練習中も斜め逆風が吹いており、逆風に加えて風下のスタート地点付近はチャプチャプ水面が波立っていた。
この漕ぎにくいコンディションの中で、どの様に漕げば良いかをW.Up中に考えた。
結論としては:
- 逆風では水中が重いので、ドライブ力の強い脚と腰(Body swing)主体の漕ぎとし、無理に腕引きに頼らない。
- 逆風なのでフォワード中の艇速が落ちるので、少々レンジが短くともレートを高めにキープする。
- 上体をリラックスして、水面を叩かず、軽いリズムで高めレートをキープ。
- 相手を意識せず、自分の漕ぎに集中して艇をまっすぐすすめる。
以上を念頭に置いてレーススタート。
昨日の予選レース通り、スタートの5本+10本でリードし、2位以下のクルーの背中が自然に視野に入った。
昨日はハイピッチ以降にレートを落としすぎて後続に差を詰められたので、今日はリラックスしつつ高め目のレートをキープした。
500m通過時に2位以下と少し水が空いた様に見えた。
ここでレートを落とすと差を詰められるので上体をリラックスしつつ、高めのレートをキープすることを意識して漕いだ。(Speedcoachのメモリーを見たところ、中盤のレートは29.5から30で巡航していた。)
1000m通過時に2L以上の艇差をキープ出来たので、この時点で ”今日は勝てる!” と確信した。
3Qも同じ漕ぎをキープ。
1500mを通過したときにレートを1枚上げて引き離しに掛かった。
ラスト250mでスパートモードに入り、更に突き放し。
結果、2位とのゴールタイム差は12秒で、大きく水を空けて勝つことが出来た。
ゴール時には ”大人げないが” 雄叫びを上げた。
逆風だったので、私(58歳)のタイムは8'56”と良いものではなかったが、新潟RCのS藤さん(53歳、9:08)に12秒差を付ける事が出来たことは嬉しかった。
また、60歳以上シングルスカルで優勝したパルテ会のK井さん(62歳、9:18)にも22秒差を付けることが出来た。(予選は同タイムだった)40歳以上シングルスカルで優勝したG神さん(42歳、8:40)には16秒差を付けられてた。
何れにせよ、58歳という年齢的に不利な条件の中で、50歳以上の部で優勝できた事は嬉しかった。