Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

敗復レース:

12時半に艇置き場である東大艇庫に集合。
その後、エルゴでアップし本番に備えた。
岸蹴りは昨日と同じレース発艇の55分前に岸蹴り。
55分の内訳は、日々のW.Up所用時間:40分 + レース水域故のロス:5分 + 500m橋通過後の所用時間:10分 = 55分

昨日は戸田コースでの初デビューだった2年生コックスに対し、陸上から私が細かく艇返しのタイミングなどを指示したが、今日は同じ要領で自分の判断で行う様にと指示した。結果、概ね合格点だった。
さて、敗復レースに向けて、クルーに伝えたのは、腕・上体を積極的にリラックスさせて、レッグドライブだけでポンポンとリズムよく高めのレートで2000m漕ぎきること。
特にスタートダッシュと、ラストQでのラストスパートを上げきること。

レース前のW.Upでもこの漕ぎが出来る様に取り組む様に指示した。
しかしながら、アップの漕ぎを見るに、昨日と比べて動きに切れがなく、見るからに艇速が出せていなかった。

さて、スタート。
スタート5本は3クルー(商大、同志社、滋賀大)の中で最も回転が良く、少し出た。
しかしながら、ハイピッチ10本で同志社に抜かれ、100m付近で、既にカンバス程同志社がリード。
商大は2番手。
250m付近でレートが34まで一気に落ちて、艇速もガクッと落ちた。(昨日はこの辺りでレート36をキープし、リズムが良かった)
500m通過は辛うじて2番手だったが、600m付近で滋賀大に抜かれてズルズルと3位に後退。
レートも33まで落ちた。
狙った脚のドライブを使って軽いリズムは全く出せないまま1000m通過。
この辺りで滋賀大のペースが落ち、逆に商大が滋賀大に追いつき始めた。1500m過ぎで逆カンバスまで差を詰めたが、1600m付近で滋賀大がスパートを入れて再び差が開いた。
しかし、ラスト250mから商大がラストスパートしたところ、少しずつ差が縮まる様に見えた。
しかし滋賀大が先にゴールし、3位となった。

全般的にみると、日頃、練習量が少ないので、予選での疲れを回復しきれずに敗復レースとなった。
この為、レース序盤で予選で出したような切れの良い漕ぎが出来ず、レートが2枚ほど低いマッタリした漕ぎとなった。
1250m付近の苦しいところでは、滋賀大との艇差をよく詰めた。
また、ラストQはこれまで苦手としていたが、今日は良く追い込んで艇速を上げる事ができていた。

今回は茨戸での5日間、戸田での6日間という短期間の臨時コーチではあったが、コーチングの成果はそれなりに出せたと思う。

今後、インカレで準決勝進出、また、最終日進出を果たす為には、冬場からの体力増強及び漕技改善の取り組みが必要。
特にErgoスコアに関しては、各自が6'50"を切るレベルまで底上げする必要がある。
冬場に氷点下となる北海道ならではの陸上トレーニングの仕方も工夫し、体力増強に努めよう。

<写真>
 13時03分。岸蹴り準備。
 13時04分。岸蹴り。
 敗復レース記録。7'23"。残念ながら滋賀大学にも負けた。
 14時12分。レースを終えて揚艇。(敗復で負けたのでクーリングダウンはせず、そのまま船台に着けた)
 特に涙は無かった。
 14時13分。艇を担いで艇置き場へ。
 敗復レース記録一覧表。敗復出場29クルー中、19番目のタイム(7'23")。18番目は北大の7'21"。今日はタイムで北大に2秒負けた。

 15時29分。敗復落ちで明日以降レースが無くなったので、淡青会にお借りしたオールのブレードカラーを元に戻した。荒目(#60)のサンドペーパーで小樽商大の青い塗装を削り落とした。
 同上。
 塗装を削り取ったブレードを水洗いして削り粉を洗い流す。
 同上。
最後に東大淡青色(ケンブリッジブルー)の塗料で塗装して完了。


以上