Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

午後は雨・風が止み、小樽商大と付きフォア乗艇

北大との交流を終え、隣の小樽商大合宿所へ移動。(北大と小樽商大の艇庫・合宿所は良く並びで仕切りの壁がないので移動が簡単)
一休みした後、小樽商大の新人トレーニングを見た。
 11時54分。小樽商大新人のウェイトトレーニング。手前の赤いシャツの長髪新人(男子)は高校まで陸上短距離をやっていたということで、物凄いマッチョマンだった。(最早、ボート選手としてはウェイトトレーニングは不要)

小樽商大の新人にもエルゴ講習会してほしいとの要請あり、北大向けに実施した内容の講習会を実施。小樽商大の新人及び新人コーチがエルゴのDrag Factorを知らなかったのには驚いた。その場でDF値に関して説明し、次回からDF値基準で負荷を設定する様に伝えた。
小樽商大の新人は人数が少ないが、よく筋肉がついたガッチリした選手が多いのが印象に残った。

その後、13時頃に上級生の付きフォアクルーが集合した。
私が整調を漕いで、一緒に付きフォアを漕ごうということになり、早速リギングを開始。リギングの基本に関して講習会をしながら作業を開始した。
艇だけでなく、オールのリギングをするのでオールを出して貰った。
ここで驚いたのは、上級生の対校クルーが15年以上前の古いオールを使用していたこと。これ以外に新しいオールは無いとのことだった。
Concept2製のUltralightシャフト、Smoothie1ブレード、黒スリーブ、旧式アジャスタブルハンドル付きのオールで今では骨とう品モノだ。
C2オールは1年も使うと捩れが出る問題があり、この古いオールも捩れが酷い事が容易に推察された。
その場でブレードピッチを計測したところ、4本とも酷く捻じれていた。また、オールの全長も374cmと、エイトで漕いでいた時のものをそのまま使っていた。(重すぎる)
この対校クルーは平均身長が172cm程度と小柄なので、オールの全長を370cm、インボードを84cmに調整しなおした。更にブレードピッチが0度となる様にスリーブを大きく削り、何とか修正した。
 14時29分。スリーブをカッター刃を使って切削加工中。
 同上。
 北海道は気温が20℃以下でセーターを着た。

その後、艇のリギング調整を行った。PTH値は、特に基準を持っていなかったので、大雑把な目安としてPTH = 35cm + (身長-180cm)/2で設定しなおした。
以上のリギング調整で約3時間を要した。
 14時58分。4+艇のリギング作業をするクルー。
 この艇は今年6月に進水した新艇。

その後、16時頃に岸を蹴って乗艇。私やLBRCエイトがいつもやっている定番W.Upメニューでアップし、P@F付きUT漕を行った。

 16時26分。岸蹴り。

SR17〜18で、平均で2'04"/500m程度の艇速が出た。まずまずの感触だった。
 16時39分。水上で随時アドバイスしながら漕いだ。

 16時45分。静止スタート練習
 16時52分。奥に青い橋が見える。
 16時59分。

 17時14分。一度揚艇してリギング変更。
 17時26分。リギング確認のため、再び水上へ。


<動画>
ブッシュ角4度で最初漕いだが、ブレードが浮いて一枚決まりにくかった。
https://www.youtube.com/watch?v=6DXnE-zQKdk&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=3ryNnz7Mbhk&feature=youtu.be

<ブッシュ角変更前(4度)>
https://www.youtube.com/watch?v=ipgi0p69lTQ

ただ、ブレードが浮き気味で一枚決まりにくかったので、一度揚艇してクラッチのブッシュを4度から3度に変更した。
この結果、ブレードが一枚決まりやすくなった。

<ブッシュ角変更後(3度)>
https://www.youtube.com/watch?v=gHSYuYS7HJw&feature=youtu.be


揚艇後に艇の洗浄要領もアドバイスし終了。
付きフォアクルーに感触を聞いたところ、オールを短くしたり、リギング変更した結果、これまでより漕ぎやすくなったとのことだった。