Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

高速道路で九大艇庫&夜の懇談:

本明川でのシングルスカル乗艇後、高速道路経由で福岡市にある九州大学艇庫(名島)へ移動。
予定より早めに本明川を発つ事が出来たので、九大艇庫には日没前に到着することが出来た。
艇庫に到着すると、九大OBの北川さんも同じタイミングで到着しており、スムーズに艇庫入りすることが出来た。
艇庫2Fの合宿所に入ると、既に学生諸君が待っていてくれて、早速、ボート談義を兼ねた夕食をスタート。
選手の乗艇練習や軽量級選手権の動画を見ながら、クルー・選手ごとに気付き事項をコメントした。
端的に言うと、ドライブ後半でブレードが浅くなり、艇を加速できていない問題を指摘した。
予選で元五輪代表のT田選手と対戦した選手の漕ぎをT選手の漕ぎと比較する事が出来た。
九大の選手は半数近くが福岡県の東筑高校ボート部出身。高校でボートを始めた選手は、体(体幹と腕)が十分鍛えられていない未熟な体で、ある意味無理してレースに出漕するため、往々にして背中を丸めて体幹や腕を殆ど使わない漕ぎが癖になりやすい。
九大の選手は、この傾向が強く見られた。
体幹や腕も使ってフィニッシュに向けて加速するには、筋力トレーニングで体幹や腕を強化する必要がある。
また、低レートUT漕でフィニッシュに向けて艇を加速する漕ぎを地道に練習する必要がある。
この加速ドライブを習得するには、フィニッシュのブレードリリース後に一瞬動きを止めるPause at the finish付きの低レートUT漕を取り組むと良い事を説明した。
学生選手はやった事がないので、どうもピンと来ない様に見えた。
その後、シングルスカルのリギングを行いながら、リギング作業の解説を行った。
リギング作業を終えたのは深夜12時を回っていた。
その後、希望者を募り、再びビデオセッションを実施。
全てを終えて床に着いたのは、日付を越えて1時半頃だった。

大艇
 シングルスカルをリギングする選手
 深夜、就寝前の九大選手と記念写真

以上