Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

フェリーで長崎に渡り、チョープロ本明川艇庫訪問

菊池渓谷観光後、山を下り、長洲港フェリーターミナルへ。
長洲港から多比良まで有明フェリー有明海を渡った。
長崎に住んでいた頃は、阿蘇山への観光などで、このフェリーをよく利用していた。
時間的にも高速道路経由で行くのと大差がなく、しかも乗船料は高速代より割安なので、フェリーは便利だ。

島原半島多比良港到着後、車で本明川へ移動。
途中、諫早湾干拓の最前線、防潮堤に来た。堤防の上が道路になっていて直線で7kmある。雲仙多良シーラインという名前がついている。
その後、本明川のボートコースへ。
 雲仙・多良シーライン。防潮堤の上に造られた直線道路。
 左側が干拓地、右側が有明海

防潮堤のパーキングで一時見学した後、チョープロの本明川艇庫へ。予めネットで検索してカーナビに地点登録しておいたので、スムーズに現地到着。
チョープロの艇庫自体はグーグルで検索できないので、隣にある天狗鼻排水機場で検索して地点登録。
到着すると、丁度、チョープロ内の選手と社長以下社員とのバーベキューパーティー中だった。北野監督に紹介頂き、社長にご挨拶した。
監督・選手ともにパーティーで忙しいので、私はシングルスカルを借りて本明川の4000mコースへ。
全くの直線水路(干拓地の排水路)。今日は少し強めの西風が吹いていて、風下にある4000m地点付近は風浪が発達して波がチャプチャプしていた。
冬場と夏場は北風や南風などの横風が主体なので、波は立たないとのことだった。
水域のイメージは、昨年訪問した石川県の津幡によく似ている。何れも干拓地であり、似たような設計になるのだろう。
ただ、水路の幅は津幡より本明川の方が少し狭い分、水面のコンディションは本明川の方が良いようだ。
岸蹴り場は4000mコースの200mほど上流にある。その上流は川が蛇行しているため、地元のクルーは上流にはゆかないとの話だったが、折角の機会なので1kmほど上流の橋まで上ってみた。橋は新しいものだが、昔の橋と同じ場所に建て替えたもの。橋の下には昔の橋脚の残骸が残って、暗礁になっているため、橋を越えることはできない模様。

11kmほど漕いで揚艇。
艇を片付け、シャワーを浴びた後、監督の案内で艇庫設備を見学させて頂いた。
通常、このサイズの艇庫は鉄骨の構造が殆どだが、北野監督の希望で木造で建築されていた。
長崎は日差しが強いが、木造なので断熱効果が高く、中は居心地が良かった。
最後にチョープロの選手と少し談話させて頂き、次の訪問地である福岡市の九大艇庫へ向けて出発。
チョープロの選手と次に会うのは、7月の全日本社会人選手権。

以下、写真:
 チョープロの本明川艇庫到着
 本明川コースで乗艇のため、お借りした練習艇:スターライン1号
 岸蹴り直後
 排水機場の水門
 水路の風下の方は風浪が発達してチャプチャプ。シングルスカルでは少々難儀。
 4000m地点の看板。
 岸蹴り場より1?上流にある橋。この下には古い橋の橋脚残骸があるとのこと。
 揚艇。
 船台。
 艇庫は木造建築。屋根の骨組みはトラス構造として、柱を無くした。


 艇庫内のアームは全て移動式ラック。
 全員で集合写真。