今朝は週1回のポンド乗艇。目的はSpeedCoachインペラーのCAL補正。
東大は流れにある荒川で乗艇練習しているので、対水速度を計測するインペラーのキャリビュレーションが必要。
マイルストーンのある戸田の静水コースでCAL補正して荒川での乗艇艇速の精度を上げるべく週1回実施している。
インペラーのCAL値は、以下の様な変化があると数値が変わる:
- 艇や取付位置が異なる。
- インペラーを変更する。(インペラー個体毎にスクリューのピッチが微妙に異なる)
- クルーの体重や、シート配置(体重バランス)が変化したとき。(シートレースで体重が大きく異なる漕手を入れ替えた時など)
- 水温が変化したとき(一般的に水温が上がると水の粘性抵抗が小さくなりインペラーが回りやすくなるのでCAL値は小さくなる)
- 水質が異なる時(大雨増水後、川の水が濁ると、インペラーが回りにくくなる)
今回は、天寵の整調をY本からO本に替えた。体重差が10kg以上あるので、CAL値が多く変化した。
また、Spicaはインペラーを新しいモノに取り換えたのでCAL値が大きく変化した。
今朝の水温は7.5℃。このところ春一番や春二番など、暖かい南風が吹き込んで気温が上がったので、ポンドの水温も上がってきた。
昨夜は風速10m以上あるような強風が吹き荒れていたが、今朝のポンドは一端風が穏やかになり、乗艇に支障は無かった。
均等エイト2杯は、週末のシートレースに向けて、コックスと漕手3名を入れ替えた新クルー編成で出艇した。
先週よりレートを上げてSR20で実施したこともあり、エイト2艇の艇速は先週より艇速が1秒/500m程度改善した。
天寵(C石田、S岡本、7田中、6小川、5福間、4長谷川、3田中優、2清水、B相原)
気付いた点:
5番:F間のスクウェアが遅く、エントリーが遅れる。
バウ:A原も同様。また、A原はブレードを水平にドライブ出来ず、フィニッシュハーフでブレードが浮いている。
- 6km B2: Ave.1'50.6/500m, SR20.9, 2000mSS換算:6'58.2, η73.2%
https://www.youtube.com/watch?v=c5Bo8LWbxpA
淡青(C和泉、S吉岡、7翁、6山本、5岡翔、4阪本、3赤石、2服部、B日比谷)
気付いた点:
整調:Y岡のフィニッシュでアウトハンドが効いておらず、インハンド一本でタップダウンとフェザーの両方を行っている。結果、ブレードリリース後のクリアランスが不足。
5番:O翔の前伸びが不十分でキャッチレンジが不足。また、フィニッシュハーフでブレードが浅く、スリップしている。
バウ:H比谷のリカバリーが低く、スクウェアリングが遅れてエントリーが遅れる。また、フィニッシュハーフが浅く強く押せていない。
- 6km B2: Ave.1'51.6/500m, SR20.6, 2000mSS換算:7'01.9, η72.3%
https://www.youtube.com/watch?v=qP-AHWLG99w
M1X N田(魁)
ドライブ中の両肘が下に下がっているため、ミドルからブレードの上端が水面から出て、ブレードがスリップしている。
これを改善する為、両肘を横に張り、肘を高く保ちつつフィニッシュハーフを押し切ろう。下の写真がそのお手本:
- 6km*2 B2: Ave.2'14.7/500m, SR19.1, 2000mSS換算:8'17.6, η78.6%
https://www.youtube.com/watch?v=52VWDBB06jM
M1X I崎(雄輝)
ドライブの加速感は良いが、ブレードリリース後にブレードが下がって水面を擦っている。
ハイフェザーして擦らずに漕ごう。
- 6km B2: Ave.2'15.7/500m, SR21.3, 2000mSS換算:8'32.5, η77.9%
https://www.youtube.com/watch?v=zQTMAjp82K4
M2X 隼(S A木、B M田)
ドンドン体を飛ばして艇速を伸ばそう。
- 6km B2: Ave.2'09.4/500m, SR19.5, 2000mSS換算:8'09.1, η70.6%
https://www.youtube.com/watch?v=2rs1L_C7rM8
W2X Spica(S K林、B E澤)
ブレードワーク自体は、大きな欠点は無いが、ドライブの加速感が足りない。
二人でドライブをシンクロして、もっと加速する様にドライブしよう。
- 6km B2: Ave.2'20.5/500m, SR20.0, 2000mSS換算:8'50.6, η72.5%
https://www.youtube.com/watch?v=2mZbUotprrA
以上