朝焼け - Oyajisculler's blog

oyajisculler2016-10-06

台風18号通過の影響か、荒川の夜明けは朝焼けが鮮やかだった。
国体が強風で初日のレースが中止となり、大会日程が一日圧縮された。

この結果、岩手国体の会場入りを急ぐ必要が無くなり、今朝はいつもの通り早朝乗艇のコーチングを行う事が出来た。
今朝は新人エイトのコーチ伴走モーターを付けたため、対校チームのコーチモーターは1艇のみ。
そこで、全日本エイトは大曲まで行って折返し、残りを定点往復とした。
エイトは1年生小川の漕ぎが日々改善しており、これに応じてクルーの低速も日々改善している。
アップ後のメニューは低レートUT漕　3000m x 2。今朝は西風2m程度の順風が吹いていた。
目標の艇速は1'49"/500m以内で巡航すること。
モーターで1本目のみ伴走した。序盤は立ち上がりが今一で、1'49"/500m前後でモタモタしていたが、中盤は1'45"〜47"/500mの良い艇速を出す事が出来た。
2本目は伴走出来なかったが、順風を受けて1本目より艇速が上がったとのこと。
平均艇速は、2本共1'47"台と昨日より2秒程度改善出来た。この調子で改善すれば、全日本までには1'45"/500mで巡航する目標が達成できるだろう。

定点往復水域に戻ってからは、M4+, M2+, M1X, W1Xを定点コーチングした。
M2+は1500m x 2(SR32)をしていた。順風ではAve.1'54.9/500mを出した。（η96%)
このクルーはコックスも含めて3名とも4年生。クルー編成して直ぐにユニフォーミティーが上々。リズム良く漕いでいて、既に2000mレースできる状態にある。
しかしながら、レースは1ヶ月以上先であり、今直ちに仕上げる必要はない。現時点では少々レンジが短いので、後3週間程度はレートを落として、じっくりと低レートUT漕を漕ぎ、有効レンジ、ブレードワークの改善を図り、もう一段上のパフォーマンスをレースで発揮できるようにしよう。

M4+は、昨日の乗艇からワークハイトを思い切って低くし、フィニッシュハーフでのブレード浮き上がり・スリップを防止し、ブレード一枚押し切れる調整を行った。
この結果、フィニッシュハーフでの有効レンジが改善し、艇の加速が大幅に改善した。今朝はバウ：Y岡もハイトを下げて適正化した結果、昨日よりもパフォーマンスが改善していた。
目下の課題は、整調：Hのキャッチレンジが不足していること。揚艇後にストレッチャーを外して整備していたが、どうもボード角を立てすぎて前に出にくかった模様。
今朝は乗艇の最後にSR28で2000mTTを行った。良い順風が吹いていたこともあり、今週の目標としていたSR28:7分切りを達成し、6'58"だったとのこと。
フィニッシュまで押し切れる様になれば、この程度は当たり前の様に出来る。
先のM2+クルー同様、まだ、レースまで日があるので、低レートUT漕をメインに取り組み、有効レンジの拡大、ブレードワークの改善、そしてユニフォーミティーの改善に取り組もう。
漸く、M4+クルーも全日本に向けて期待が持てる様になってきた。

＜写真＞
　5時03分。荒川の土手から見た戸田橋方向の空の朝焼け。日の出前なのでどす黒い赤。
　5時18分。W.Up途中、モーター上から見た朝焼け。空が赤く染まり鮮やか。
　5時57分。W.Up後、大曲上流を漕ぐエイト。