Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

エルゴシリーズテスト

oyajisculler2015-11-27

この3週間、週1回のペースでエルゴのシリーズテストを行った。巻頭の写真は、一昨日実施した6000m計測の様子
計測の種類は以下の3種目。

  1. 250m x 12発、レスト2分  (レスト2分は長すぎるので、次回より1分30秒に見直す予定)
  2. 60分漕。20分毎に給水するため20秒のレストを入れている。 
  3. 6000m漕

今回のシリーズテストの結果に関するコメントを記す。

1)250m, 60分、6000mの3種目を行ったが、6000mの順位と3種目総合順位の相関関係が良い。即ち、6000mの成績がその漕手の力をよく示す指標となると考える。

2)6000mの記録を2000mに換算した値を見ると、上位3名は概ね2000mのベスト記録に近い値が出ている。
一方で、2000mのベストに比べて6000mの2000m換算記録が悪い(負荷率95%未満)選手は、高出力の持久力が不足していることを示している。
これらの選手の課題は、ローイングフォームに癖(例:キャッチで上体を煽る、キャッチで腕が曲がる、ドライブ中に背中が丸くなる、骨盤が後傾しているなど)がある者と相関が高い。これらの選手は、自分 の課題を良く認識し、今後、60分漕、ウェイトトレーニングなどを介してローイングフォームや筋持久力の改善に取り組む必要がある。

3)今回、男子はジュニア選手も含めて26名が参加。26名を上から3分割すると、8位までがAランク、17位までがBランク、18位以下をCランクとする。

4)各ランクごとへのコメント:
Aランク: 
8名の中でも3位と4位の差が2000mのタイムで8秒差という大きなギャップあり。東商戦で勝つために4位以下の選手は今後大きな記録向上を狙おう。勿論、上位3名の記録向上も必要。
また、Aランクの中に新2年のF間が6位に入った事は頼もしい。体幹強化やローイングフォーム改善により、あと10秒は直ぐにでも改善出来ると思われる。

Bランク:
Bランク9名中、新2年が5名入った事は頼もしい。体幹強化やローイングフォーム改善により、あと10秒は直ぐにでも改善出来ると思われる。
一方で新3年、4年がBランクに4名しか入れなかったのは情けない限り。

Cランク:
Cランク9名のなかに対校選手が4名も入っている事は残念。上級生のプライドを持って12月の2000m計測時にはBランク入りを果たそう。
一方で、ジュニアの5名は、体幹強化やローイングフォーム改善により、あと10秒は直ぐにでも 改善出来る。モタモタしている対校選手を置き去りにしてBランク入りを目指そう。

5)女子選手:
今回、K林の躍進が目立った。乗艇の漕技面でもいち早く、脚・腰・腕の順番での加速ドライブを身に付けつつあり、その結果がエルゴの漕力アップにも繋がっている。更に躍進しよう。
E澤は少なくとも絶対値でK林に負けない様にしよう。
K木は最下位ながら、2000m換算で常にベスト更新をし続けているのは素晴らしい。次回の2000m計測では8’30”切りを達成しよう。

<写真>
 11/25、6000m漕の計測の様子。
 同上
 Jr:M野のデッドリフトの姿勢。骨盤を深く前傾し、上体を水平近くまで前傾し、膝の曲げは浅めとする。この姿勢からハムストリングス大臀筋、脊柱起立筋、即ち体の裏側の筋群を使って挙げる。後ろに引いた尻(骨盤)を一気に前に突き出す様にしてバーベルを挙げる。(これに対して、スクワットは大腿四頭筋(腿の前側の筋肉)を使って屈伸した膝を伸ばす事で挙げる種目。(勿論、スクワットでもハムストリングス大臀筋、そして脊柱起立筋も使われるが)という事で、スクワットとデッドリフトでは鍛える筋群が少々異なる)
 同上、デッドリフトのフィニッシュ姿勢。(M野は骨格並びに体幹の筋群がが良く発達していてデッドリフトが上手い)
 今夜は良く晴れて月が綺麗に光っていた。

以上