対校は冬場フォアトレの3艇平均の漕技・出力効率の最高値は94%。これをベースに以下を加味して今回の目標効率を求めた。
- 冬場フォアトレの最高効率:対校:94%、ジュニア:86%
- JARA規格練習艇(桑野製雲シリーズやデルタ製SEI1&柏葉)とレース艇の性能差による効率向上:+3%
- フォア→エイトの効率差(大艇のエイトは安定性が良く漕ぎやすいので効率が高い):+4%
上記より求めた今回の目標効率:
- 対校エイト:94% + 3% + 4% = 101%。これは2/26emの6kmAT漕(SR29)で達成した101.9%と概ね合致する。
- 対校フォア:94% + 3% = 97%
- ジュニアエイト:86% + 3% + 4% = 93%
今回の目標艇速の算出:
以下、対校エイトの計算例
- エルゴ75kg換算クルー平均値: 6'39"
- エイト換算タイム:6'39" * エイト係数0.90993 = 6'03"(水温27度、効率100%のタイム)
- 静止スタートロス2秒を控除したランニングスタートベースのタイム=6'01"
- 水温10℃換算のタイム:6'01" * (100% + 0.7%/5℃ * (27℃-10℃))=6'10",ave 1'32"4/500m
- メニュー(2400m x 5)の単発距離感算:2400m * (1 + (5-1)*0.500) = 7200m (経験的に2000m以上のロングは2本目以降の合計距離に係数0.50を乗じて1本目の距離に加算して単発相当の距離を計算する)
- 距離換算の艇速:1'32"4 * (7200m / 2000m)^(1/18) = 1'39"3/500m (効率100%、水温10℃の艇速)
- 効率を加味した対校エイトの目標艇速:1'39"3 * 101%^(-1/3) = 1'38"9/500m, 2400mで7'55"
上記と同じ要領にて対校フォアとジュニアエイトの目標艇速を計算すると:
- V4+ : η97%、1'51"8/500m, 2400m: 8'57"
- Jr8+: η93%、1'46"1/500m, 2400m: 8'30"
以上より、最も遅いV4+を先行スタート。次にJr8+を25秒後にスタート。そして最後にV8+がV4+から60秒後(ジュニアの35秒後)にスタートさせ,ゴール付近で丁度並ぶように設定した。