Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2400m x 3

oyajisculler2016-09-08

台風12号熱帯低気圧へ変わったが、関東へ迫っており、今朝の乗艇への影響が気になったが、今朝は全くの無風だった。
流れも殆ど無く、荒川のコンディションは上々。水温は笹目より上流が25℃、下流が26℃。

エイトと付きフォアは変則2杯並べを行った。

各々に目標艇速(エイト:1'34"、付きフォア:1'47")を与え、この艇速差でスタートハンデを決めた。
ワークタイムが等しくなる様に、エイトは2400m、付きフォアは2100mとした。ハンデ55秒として、2100m地点で2杯が丁度並ぶ様に設定した。

このところジュニアの付きフォアはパフォーマンスが上がりつつあり、今朝も序盤から良く飛ばして逃げ切りを計っていた。
エイトの方も昨日のPMから無限に乗り換えて万全を期していた。序盤は目標艇速の1'34"を軽く切る艇速を出していたが中盤以降に艇速が鈍り、1'38"辺りまで落ちてしまった。
ジュニアの方は後半も艇速の鈍りを最小限に抑えた結果、2艇身程度の差で逃げ切りゴール。
ハンデ55秒では、エイトが追い付かなかったので、2本目はハンデを5秒少なくして50秒とした。この結果、2100mのゴール付近で何とか追いついた。
3本目は、疲れが溜まってくるので、通常は小艇の方が艇速が落ちるモノだが、今日はこれが逆で、ジュニアの付きフォアは、2本目より良い艇速で逃げたのに対し、エイトは3本目でガクッと水中が落ちてフォアに追い付く事が出来なかった。

3本平均の結果:

  • エイト:2400m x 3: Ave.1'36.6/500m, SR35, 2000mSS換算 6'10.0、効率92.6%
  • 付きフォア:2100m x 3: Ave.1'47.6/500m, SR33.4, 2000mSS換算 6'54.8、効率91.4%

ジュニアは技量不足で漕技が粗削り、ユニフォーミティーも今一だが、クルーとして全員で一丸となって取り組むというチームワークが良い。
対して、エイトの方は、クルー内での意思統一が十分でなく、”この1本、絶対取るぞ!”という意気込みの強さに欠ける。この辺りはジュニアクルーに見習うべき。
チームワークというものは、仲良しクラブの様な上辺だけの仲良し状態では生まれない。”何が何でも、このクルーで勝ち切りたい、その為には本気で取り組むぞ”という姿勢が必要。
本気で取組めば、当然ながら意見のぶつかり合いがあり、水上やMTGでの口論もあろう。勝負に拘る一流の大学クルーであれば、それは避けられない軋轢であり、東大漕艇部の長い伝統の中では、それは普通のことだ。

以下、本日の写真とコメント:

6時23分。2400m1本目。付きフォアは55秒前にスタート済み。ほぼ無風。
 1本目の800m付近。序盤は1'32"〜33"/500mのまずまずの艇速で進んだ。
 1本目、2100m付近。ここで付きフォアのゴール。エイトは付きフォアに2艇身程度届かなかった。
 6時39分。2400m2本目の序盤。ハンデは5秒短縮して50秒へ。
 2本目残り500mのジュニア付きフォア
 6時44分。2100m付近。ここで付きフォアのゴール。2本目は何とか追いついた。
 6時54分。3本目の序盤。水面に風の波紋が見える通り、若干順風だったが、出力不足で艇速が落ちた。
 6時57分。中盤では1'40"まで艇速が落ちる局面も。この辺り、もっと声を出して出力しよう。
 6時58分。3本目も確り出力して逃げ切りの付きフォア。

<動画>

M8+:無限
https://www.youtube.com/watch?v=VxOahVszR1A&edit=vd

M4+:舞姫
https://www.youtube.com/watch?v=InlHVxYdtgI&edit=vd

以上