Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Resolute Z8

oyajisculler2014-05-16

成蹊大学ボート部が北米メーカーResolute社の新型エイト艇:Z8(Light)を購入した。
監督のS藤さん、OB会長のN村さんは、おやじの知り合いなので、今日、新艇を拝見させて頂いた。
R社は、ヨットレースのアメリカスカップ用レースヨットを製造するメーカー。
Rowing競技用ボートへには、近年参入した様な話を聞いたことがある。
今日は、この艇を見せていただきながら、日本でよく見るE社やF社のレース艇との違いを見聞きすることができた。操舵装置、水線下塗装の抵抗低減対策など、ヨットメーカーならではの先進的な工夫も織り込まれており、非常に興味深かった。
一方で、FRPデッキ端部の仕上げ配慮、艇を担いだり持ち上げたりする際にガンネルフランジ部に局部的に大きな荷重が加わることになるが、こういった荷重への配慮、ラフコン時にブレードで波を叩いた時のリガーブリッジ部へハンドルを持つ手が当たるリスクがあるが、こう言ったリスクへの配慮と言った点に関して、経験豊富なE社、F社と少し差がある様に見えた。
まあ、この辺りは、設計詳細や仕上げ加工の改善で直ぐにでも改善できるところであり、注文時にメーカー側に配慮や工夫をオーダーすれば対応可能な範囲と思われる。

以下、本日撮影した本艇の写真。

Resolute Z8 舳先
艇名:眞、水線下塗装は流線方向にサンディング加工した特殊なもの
ガンネルより低い位置にピン台座があるガルウィング型のウィングリガー
ヒンジ付きフィン・ラダー(プラスチック製)
ラダーロープから手を離すと自動的に舵中央となるオートセンター機構付き操舵装置
内部 レール幅は300mm

以上