Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

無線タイプSpeedCoach

oyajisculler2014-02-20

今日は週一回の平日早朝コーチングの日。
今後は基本的にエイトで乗艇練習するので、単独での乗艇となる。単独で乗艇する際に強度管理の数値指標はSpeedCoachの艇速で管理する方針。これまでは、レートは手元のピッチ計、艇速は、泡空きを見たり、コックスに艇速を聞いたりしていた。正確なところは揚艇後に、SpeedCoachのメモリーを全て書き出して整理して把握していた。しかし、コーチもリアルタイムで艇速を把握できた方が良い。そこで、部内で所有している無線機能付きのSpeedCoachをジュニアチーム様に2台(1台はボート、1台はコーチの手元用)として配分してもらった。昨日の夜に、主舵のT橋君から使い方を聞き、今朝の乗艇から使用を開始した。
充電式で、暗いところでは自動的にバックラウトが点くので、未明の早朝乗艇でも艇速やレートが分かる。
今日初めて使ったが、モーターボート伴走のコーチングにはモッテコイのコーチングツールだと思った。もっと早く使えばよかったと今更ながらに後悔。
さて、今日もいつもの通り秋ヶ瀬高圧線往復の19km。エイトは艇速速いので、フォアより1km程度長くした。
冬場のこの時期は、北西の季節風が吹くが、今朝は何故か北東の風が吹いていた。従い、往路は若干斜め順風、復路は斜め逆風というコンディション。
往路のノーフェザーU Tでは、いつもはなかなか水中を強く押せず、十分な艇速が出せていなかったが、今日は東からの順風効果もあったか、まずまずの艇速が出せた。こちらも手元のSpeedCoachを見ながら艇速鈍らない様に発破を掛けたのでこれも効果的だったと思う。まあ、言って見ればエルゴメーターの横でモニターを見ながら、艇速が落ちないように、付きっ切りで応援し続けているのと同じ事だ。
復路はフェザーをつけて大曲までUT。本来はフェザーを付けたことでリカバリー中の空気抵抗が低減されて低速が上がるのだが、往路のノーフェザーと余り変わらない艇速だった。現状のジュニアの技量では、フェザーを付けると、キャッチやフィニッシュでの有効レンジロスが大きくなり、結果として艇速が余り変わらないということ。この辺りは、冬場の最後であるこの2月中にブレードワークの基本を習得させたい。ジックリとブレードワーク基本に取り組めるのは、低レート中心のこの時期のやるべきことだ。

さて、その後は少し負荷を上げた6km AT漕。大曲からの序盤は北東の風が、やや順風ないしは横風なので、狙った艇速で進んだが、笹目橋通過以降は、斜め逆風となり、目標艇速をキープするのが難しかった。苦しい状況ではあったが、レートを上げてでも何とか艇速を維持しようとする気迫が見られた。

実際のレースでは逆風となる確立も50%程度あるので、逆風の漕ぎも確り取り組む必要がある。この辺りがアウトドアスポーツの難しいところであり、且つ、面白いところだ。

往路NF-UTの様子
#4番のオールだけブレード軌道が低い・・・
 フェザー付きUT
 6kmAT漕
 同上。やはり4番のオールが低く、キャッチ角も不足。

 6km漕の終盤

以上